「500字のつぶやき」の更新が長い間滞ってしまい、申し訳ございません。
このたび、ブログを開設しましたので、今後はそちらで更新を続けたいと思っております。
勝手を言いまして大変恐縮ですが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
http://www.ikukoasai.com/blog
(2017-01-12)

11日の朝日新聞「リライフ」という一面記事で、女優の北原佐和子さんが紹介されていました。
肩書が「女優・介護士」となっているので興味を持ち記事を読みました。
感銘を受けたと同時に、高齢社会になった私たちの働き方の一つとして、これは大きなモデルになるのではないか?と思いました。
それは本業+介護士としても働くスタイルです。
彼女は、プライベートで障害のある方と知り合いになったのをきっかけに、福祉を意識するようになる機会が重なり、女優をつづけながら43歳の時、ホームヘルパー2級の資格を取ります。
そして、女優の仕事をしながらという勤務時間に融通のきく職場を探すため、片っ端から介護施設へ電話を入れていくつもの施設に断られた末、ある施設が彼女を受け入れてくれました。
食事、入浴、排せつの仕事を一つ仕事を覚え、利用者との信頼を深めていったそうですが、あるエピソードの部分で、私は感銘を受けたのです。
それは、施設になじめず家に帰りたいという男性利用者とのお話。
ある日、男性は勝手に施設を出て行き、彼女は黙ってその後を付いて行きます。
しばらくして、男性の足取りが鈍くなったところで、彼女は彼に飲み物を差し出します。
「喉、乾きませんか?」。
しかし、彼は無言。
また一緒に歩き続けて、彼女が「何か飲みたいね」と促しました。
男性は、うなずきます。
私は、彼女の対応にとても感心し、好い介護士さんだなと思いました。
女優が介護の仕事をしていると、気ままにやっていると冷めた視線を向けられることもある中、実務経験を積んだ彼女は昨年、国家資格の介護福祉士の資格も取得。
50歳になった今、これからも女優と介護士として現場に立ち続けたいと思っているそうです。
二つの職業を持つことでよいバランスが保て、充実感を得ることもありそうです。
専業で真面目に働く介護士ほど燃え尽き症候群のようになり、辞めるケースが実は私の周囲でも最近起こったので、余計にそう思いました。
主婦の訪問介護のパートも少なくなってきています。
彼女のように本業と介護士を両立できる人が少しでも増えたら、介護士不足問題の改善へのイメージも何かつかめるかもしれません。
国は、介護士への特別控除策や副業介護士支援対策を練るくらい大胆なことを考えてもよいのではないでしょうか。(2015-01-12)

先日、精神障害者向けグループホーム建設に地域の住民たちが反対運動しているという話題がツイッターで流れてきて、いろんな人のつぶやき読んだんだけど、その中に、家の周辺に不幸な人々がいるのが耐えられないのではないかという意見がありました。
正直、恐ろしく差別意識のある言葉だと思いましたが、近所に迷惑をかけるかもしれない人ということが不幸な人という意味であったなら、それは逆でしょうと思います。
責任もった運営者がいて、ケアするスタッフがいる施設は、今地域に多くいるであろう、この方の言う不幸な人たちよりもよほど安心感があると思います。
私は、地域の見守り訪問をするようになってから、認知症一人暮らしの高齢者、病気を持っているかどうかわからないけれども部屋の中が荒れ放題だったり、逆に部屋の中に何もなかったりなど、どんな暮らししているんだろ?と心配になる中高年者及び高齢者の人たちが、案外多くいることを知りました。
彼らの中には、状態が悪くても介護サービスを受けていなく、生活保護者でもなく、訪問調査等には応じてくれず、バタンとドアを閉めてしまう人が少なからず含まれます。
この方の言われる不幸な人たちは、同じ地域に住んでいても見えない人たちのほうではないでしょうか。(2015-01-05)

かれこれ14年に亘ってメールのやり取りをしてきた友人がいます。
サッカーの応援がきっかけで、サッカー、映画やドラマ、音楽など互いに興味のある話題で盛り上がってきました。
昨年、ぱったりその友人からメールが来なくなったので、気になっていました。
どうしているのかな? お母様が介護状態になってきていると以前メールに書いてあったし、大変な状況になっているのかしら? などと想像していたところ、年末に久しぶりのメールが届きました。
案の定、遠距離介護で厳しい1年を過ごしていたようです。
お母様は「サービス付き高齢者住宅」に移って1年が過ぎ、彼女は月1〜2回の頻度で東京と東北間を往復していました。
お母様の病状は詳しくわかりませんが、目眩や頭痛を頻繁に訴え、物忘れが酷く、薬の管理が出来ていない、医者にも行っていない、血圧が高い、食事をちゃんと取っていないようだと心配なことがたくさんメールには書かれています。
私は、サ付き住宅より薬の管理や医療面のケアがあって見守り体勢が行き届く施設のほうがいいのではないかと返事に書きました。
それは今後、ケアマネさんと相談してもらえるとして、気になったのは、彼女は仕事と両立しながらの遠距離介護は厳しく、この1年で疲れてしまい、仕事を辞めようかと書いてあることです。
全てがグタグタになって来ていて、家が荒れ放題、部屋の掃除は最低限、机周辺の掃き掃除で済ませて後は放置状態、いろんな事を今まで通りという訳には行かない日々を立て直すには、仕事を辞めるしかないという思いに至ったのでしょう。
私はそれは待った!と返事しました。
そこそこ給料もよいであろう優良企業に正社員で勤めている彼女です。
よほどご実家が裕福であればよいですが、自身の経済的基盤が崩れるようなことがないよう考慮してほしいと思いました。
前に彼女には兄弟がいると聞いたことがあるので、離職されることもほかのご家族とよおく相談された上で決断してくださいと書きました。
遠距離介護の交通費も負担してもらっているか?とか、介護が始まった時から家族で役割分担の相談をしたほうがよいとか伝えました。
特に介護の為に万一彼女が離職してしまう場合は、ご家族の誰かから介護報酬をもらうくらいでちょうどいいとも書き添えました。
以前にも書きましたが、介護をしない家族は介護前も介護後も何も変わらないのです。
後になってから介護した人が自分ばかりが犠牲になったと思っても遅いことがあります。
その時は犠牲になっていると思っていなくても、後々いろいろな負担がかかってきて、主張したくなることが起こる可能性があるからです。
何を捨てて何を選ぶかは人それぞれですね。
何かにぶち当たった時、思い切って新たな環境を選ぶ人もいれば、今の環境にしがみつつ修正を重ねる人もいます。
収取選択をどう決断するにしても、家族間では最低限の主張はしておいた方がいいと私は思います。(2015-01-02)

Twitterは、父の介護が慣れてきた頃、ネット上で介護仲間に出会いたいなぁと思って始めたのがきっかけです。
当時は夜、父を寝かせてからが私の自由時間。
洗い物を済ませ、パソコンに向かう日々でした。
だから、私はいつも夜遅い時間に登場!(笑)にもかかわらず、介護の思いをつぶやけば、そこには必ず応えてくれる仲間がいました。
皆で介護に関する情報を教え合ったり、過酷な毎日を慰め合ったり励まし合ったり。
介護生活をする中でそれはとても貴重なものであり、心強いものでした。
父の介護が終わり介護実況のつぶやきを私自身はしなくなったけれども、Twitter上で出会った介護仲間の絆を私は今も感じています。
介護に関しては最も深いつながりであると言ってもいいかもしれません。
昨晩、そんな絆を感じている仲間と久しぶりにTwitter上で盛り上がりました。
始まりは仲間の一人の「入院中にオムツ使用していた人が退院。家族の誰一人オムツ交換の仕方を指導ないまま自宅に到着。だれが交換するの?家族みんな慌てふためく。そんな事ってある?」というようなつぶやきでした。
早速「めっちゃあると思います。っていうか入院で初めてオムツ使用ならみんなそうなるかと。」と私は答え、他にもお二人がリプライされていました。
そこから2時間近く?!盛り上がったのです〜。
つぶやきの内容は真面目で深刻で愚痴や不満な事柄であっても、懐かしさと暖かいものが私の中に残りました。
Twitterを開くとそこに誰かがいるって、なんかすごいことです。
もしTwitterが無かったら、私の介護生活はどうなっていたのかな?と、ふと考えていました。(2014-10-31)

これから始まるであろう地域包括ケアでは、生活支援へのサービスを推進することになっている。
具体的には、見守りのほか、配食サービス、買い物サービス。
例えば、働く子供がシングルで親の世話をしている場合、食事のケアが難しいのが現実だ。
遅く帰って来る子供を待っての食事だと、本人の健康にも響く。
では、誰が代わってする?
ニーズの把握にはケアマネや民生委員など。
介護保険外サービスも提供する介護事業の力をはじめ、各種ボランティア、商店街、町会、そして近所力を使う。
信頼できる一人二人が見つかれば、可能なことって多い。
地域包括センターのスタッフは、サービス提供に必要な人の情報収集はもとより、その情報の共有の仕方を本気で探ってほしい。
共有した情報を生かすことができれば、誰かが動けるようになる。
皆が寄ってたかって頑張らないと、介護予防のケアはできないと思うから。
日々の見守り、配食、買い物サービスが提供されれば、働く家族はとても助かると思うのだ。(2014-10-29)

ツイッターでも触れたんだけど、自力で歩いていても買い物して荷物を持つのは無理だったり、台所に立って料理するのは困難だったりする高齢者は多くて、でもそういう方々の介護度は低い(要支援)ので、十分なサービスが受けられず、ひとり暮らしの方は毎日、冷凍食品をチンしてるなんてケースが案外ある。
そういう方々への食のサービスができるのは、地域の飲食店。
タッパー持ってくれば惣菜を入れ、みそ汁が飲みたいと言えば作ってあげる。
お店にそんな臨機応変な取り組みができ、近所の方がちょっと届けることさえできれば、助かる高齢者は多い。
まずお店に来てもらうことから始めよう!
そして、地域の力で日々の食をフォローする試みを広げたい。(2014-10-27)

少し前の朝日新聞土曜版別紙「Be」の“フロントランナー”に、「まちの保育園」経営者・松本理寿輝さんを紹介する記事が掲載されていた。こちら
「まちの保育園」に併設されているカフェに何度が行ったことがあって、とてもお気に入りのお店なので記事を読んでみたのだけれども、松本さんの「保育園が地域福祉の拠点になる」という理念を大学時代からあたため形にされたという、その考え方や実行力に感銘を受けた。
松本さんが保育園構想をあたためたそもそものきっかけは、大学時代の実習で児童養護施設を訪れた時に、親からの虐待を受けた子に出会ったことにあるという。
実行する力があることは確かなのだが、この人はきちんと回り道をしている。
保育園を開くまでの道のりは、広告代理店や不動産ベンチャーに勤務した後、知人の保育園で実務を学び、開園準備を始めている。
株式会社を起こし、ベテランの延長と組むことで東京都の認証保育所への道を開き、地主を探して融資をとりつけ、自分がその地域に移り住んでからは町会の防犯委員にもなっている。
つまり、ゼロからちゃんと立ち上げている、これこそベンチャー精神ですね。
「まちの保育園」に見学に来る「子供の支援を中心にまちづくりをしたい」という父母グループにこそ、保育の世界に入ってきてほしいと言う。
そのためにも「自分たちがやっている取り組みを全国どこでも、誰もが真似できるようにしたい」というところに事業家の顔がのぞく。
保育園が地域づくりの担い手になるために必要なのは保育士とは別に“地域とのつなぎ役をする職員「コミュニティコーディネーター」”であるとか、「小さくても、保育園と地域を結ぶ縁側みたいな場があるといいと」とか、介護の世界と全く同じだと思った。
近いうちにまた「まちの保育園」カフェに行きたくなった。(2014-10-22)

連呼されている「連携」を実現するのは誰か。
地域を包括したようなメンバー(町会、包括、施設長、ケアマネ、社協、民生委員など)を揃えていくら会議を重ねても、言っちゃあなんだが無意味な気がする。
事例の検討も、次の何かに結びついているとは思えない。
家族でも、市民でも、専門家でも、だれでもいいから思った人が手を挙げて、チームで支えるしかない。
チームとは、ある何らかのケアや支えを必要とする人をフォローするために必要なメンバー。
手を挙げた人が主体となり、チームが組めるようになって初めて、誰もが地域で最期までひとり暮らしができる社会が成り立つ。
チームの顔ぶれは、支えられる人によってそれぞれ違ってくるが、近所の人や隣人が入ってないと、実はいつまでたっても「地域での支え合い」は不可能なのではないだろうか。
でも、そう出来ないからね、いつまでたってもシステムを考えようとしてしまうのだろうね。
今、具体的に困っている人たちのケアを話し合えるメンバーを考えるのは、実は容易ではない。(2014-10-10)

民生委員の定例会で「養育家庭(ほっとファミリー)」のことを知りました。(“ほっとファミリー”は東京都の愛称です)
色々な理由で親と一緒に暮らすことのできない子供たちを、養子縁組を目的にしないで、より家庭に近い環境で養育する制度とのことで、里親制度の一つですね。
私にとって印象的だったのは、この日説明されたスタッフの若い女性です。
大変わかりやすい説明としっかりした態度に敬服しました。
東京都内では現在、462世帯が契約されているとのことです。(養育中世帯の数は別)
そして、実際に養育家庭をされている方々の発表会が、来月10月から12月まで都内各地で実施されるとのことです。
詳しくは、こちらまで。(2014-09-19)

録画しておいたNHKスペシャル「新宿"人情"保健室〜老いの日々によりそって〜」を見ました。
自分が考えている活動に近いので、興味をもちながらの観賞でした。
ほぼイメージ通りではありましたが、やはりいろいろ考えさせられる要素があります。
様々な問題を抱える方々をはじめ、誰かとおしゃべりしたくて来られる方など〈暮らしの保健室〉に訪れる人たちは千差万別です。
その中でも認知症の症状がある方へのケアについて考えます。
相手のペースにどれだけ合わせられるか、それが私は一つのケアの仕方だと思っているのですが、どこまで合わせるかなどいろんな意見が起こるでしょう。
しかし、父をケアした経験からも、認知症の方にあれこれ説明をしてもダメというか逆効果だと感じまして、そのあたりのケアのやり方というのは今後、研究・議論されていくでしょうか。
ケアの仕方を専門的に学ぶのがよいのか、それとも実はあまり深く考えすぎず、相手に合わせる、寄り添う、触れあうといった人の自然な振る舞いをするのがいいのか、そんなことを考えるのです。
私は地域に役立ちたいとか、地域を知りたいとかいうだけでなく、福祉の知識を身につけたり、実際にフィールドワーク的な活動ができたりという思いがあり民生委員を引き受けましたが、今になって思うのは、ひとり暮らしの認知症の方のケアが特にしたくてなった気がします。
放っておけないというか、家族がいない方はどうするんだろ?という素朴な疑問があったからです。
どうにかしてあげようとするのではなくて、ただ話したり、触れあったり(手を握ってあげる)することに重点を置くようなこと…にプラスして、介護保険サービスを利用して頻繁にヘルパーの家事支援とデイサービスを入れつつ、なるべく多くの時間一人にならない工夫。
そんなヴィジョンをもっています。(2014-09-10)

リフォーム後に真冬と真夏を1回ずつ経験しました。
寒いとか暑いとかに関しては、体感的にリフォーム前よりも明らかに快適です。
なんて言いますか、空間を広くとるようになって、空気の流れがよくなったという印象を受けます。
では、水道光熱費は、リフォーム前とリフォーム後でどれくらい変化したでしょう。
昨年と比較してみたところ、ガス代はあまり変わらず、電気代と水道代はどちらも13%安くなりました。
理由を考えてみます。
まず、電気代が安くなった原因は、
・照明をすべてLEDに替えた。
・冷蔵庫と洗濯機を新調した。(昨年まで使用していたものは20年近く使用)
・エアコンは数年前に買い替えたものだが、使用する時間が減った。特に寝室のエアコンを冷房運転することはなく、真夏も送風1〜2時間くらい。寝室とリビングダイニングはそれぞれ二部屋を一部屋にして背の高い家具を置かず家具同士もくっつけないなどをしたことから、空気の流れがよくなり、エアコンの使用頻度が減ったのか?
・新たに電気代に加わった食洗機はそれほど電気代がかかっていない?
次に、水道代が安くなった原因は、
・食洗機使用は食器を手洗いするよりも使用する水道の量が少ない?
・新しい洗濯機とトイレが節水型になった。
・浴室のシャワーがエアインシャワーになった。
ガス代がほぼ変わらなかった原因
・給湯器を換えていない。
・お風呂に入る回数と料理をガスレンジでしていることに変化がない。
以上です。
冷蔵庫と洗濯機を替えたこと、食洗機にしたこと、最新の水回り設備の節水効果、そして空間をなるべくつくったことで空気の流れがよくなったことなどが電気代と水道代が安くなった理由かなと判断しています。(2014-09-08)

漏水による回復工事のためトイレが使えないので、昨晩は近くのホテルに母と宿泊しました。
昨年のリフォーム時には、2カ月近くウィークリーマンションを仮住まいとしましたが、玄関の段差やユニットバスの狭さに母が悪戦苦闘し、すっかり調子を落としたので心配したものです。
今回はホテルだから大丈夫と思ったのですが、廊下と浴室(トイレ含む)の段差にまず閉口。
右ひざが曲がらない母にとって、段差は上るのはよいのですが下りるのが難儀なのです。
そして今朝、朝風呂に入った母は、湯船につくもったはいいが立ち上がれない! つかまるところが少なくて、そのうえどこもかしこもつるつる滑るのです。
私は、片足を湯船に入れ、母を後ろから抱きかかえる形で何とか立ち上がらせましたが(手を引っ張る介助はされませんように)、今度は私の腰に若干の痛みが〜、焦りました。
そのホテルは築年数が経っているんですね。
水廻りはその間リニューアルしていると思われるものの、最近のユニバーサルデザインとは程遠い造りです。
母の宿泊先は今後、段差かないことや、浴室の手すり等の設置などチェックが必要とつくづく思い知りました。
そして高齢者の浴室の事故が多いことも今回、とても想像できました。
費用の課題はありますが(助成金等あります)、高齢者がおられるお宅はお風呂場だけでもリニューアルを一考されますことは、ちょっとおススメしたいと思います。
(2014-09-03)

ツイッターのTLに、世話があまりできない在宅と、きちんとしてもらえる施設のどちらがいいかというつぶやきを見て、しばし考えました。
在宅か、施設か、を決める時。
きちんと世話できる(マンパワーのある)在宅か?
世話があまりできない在宅か?
きちんと世話してもらえる施設か?
世話をあんまりしてくれない施設(が無きにしも非ず)か?
どの程度の世話を必要としているかを見極めながら、本人と(家族がいれば)その家族たちにとって最もよいと思う選択をするわけですが、これが難しいのですね。
前回のコラムで紹介しました朝日新聞の記事の中に、在宅を選んだ方(本人)のこんな言葉がありました。
「家族の生活する音や姿が身近にある暮らしがしたかった。(入院のような)集団生活のストレスがない生き方を選ぶ、精神的に安心した」
“家族の生活する音や姿が身近にある暮らし”という言葉が印象に残ります。
これが人の自然な暮らしの環境なんだろうなと。
でも、当たり前に思えるそんな風景は今や、最もぜいたくな暮らしと言えるかもしれません。
家族がいたとしても、その姿がストレスの元になっていたり、家族の生活する音が煩わしいと感じていたり、悲しいかなそんな時代かと。
でも“家族の生活する音や姿が身近にある暮らし”に安心できるのがやはり人なんだと思います。
そのよう暮らしに少しでも近づける環境をつくるために必要なことを、誰もが思い見る時代になったのではないでしょうか。
家族介護はそのことを考えるきっかけになるのだと思います。(2014-08-28)

今日の朝日新聞に、「最期 わが家で迎えさせて」という見出しの記事があります。
在宅医療の取材記事です。
私の理想であり持論は、高齢者は極力入院を長引かせず、訪問看護師、訪問医、そしてヘルパーの力を借りて在宅で過ごそう!というものなので、興味深く読みました。
記事の後半には、在宅医療を行う医師を見つけるにはどうしたらいいかも記されているので、ご紹介します。
入院している場合は、病院内にある「医療ソーシャルワーカー」に相談する。
在宅の場合は、地域包括支援センター、各地の医師会、ケアマネジャーなどに相談する。
詳しくは「全国在宅療養支援診療所連絡会」サイトのこのページに説明があるのでご参照ください。
このページの左側にあるインデックスには「在宅医療にかかるお金」などのリンクタイトルもあります。
また、この記事には書かれていませんが、訪問看護は介護保険と医療保険のどちらが使えるのかについては「訪問看護相談支援センターかごしま」のサイト内にあるチャートがわかりやすかったのでご参考ください。(2014-08-25)

週末の深夜、シャワーを浴びてほっと一息をつき、テレビのスイッチを入れました。
たまたま流れてきた番組は「哲子の部屋」(Eテレ・土曜深夜0時〜)、哲学の番組のようです。
その日は、「人生を楽しくする哲学」というタイトルで、「考える」とは?を解き明かしていました。
面白く、すぐに引き込まれ、納得させられ、そしてちょっと救われました。
“考える”って普段、簡単に使う言葉だけれども、そして私たちはいつもいろいろと“考える”をしているつもりだけれども、どういう時に、どうなったら、人は「考える」のかのお話です。
「思考の最初にあるのは“不法侵入”」であり、「習慣を壊すものが来る」と人は初めてほんとに「考える」のだそうです。
つまり、人は「考える」のではなく「考えさせられる」のです。
「考える」とは「考えるぞ!」などと「考えよう」と思ってするものではなく、させられるものだということです。
だから、“習慣”がなければ考えられないのであって、その習慣が壊される事態が起こった時、人は「考える」のですね。
とても合点がいきました。
私の場合「介護にまつわること」がまさしくそれだったなと思ったからです。
それまでの人生でも、いろいろ考えて生きてきたつもりでいましたが、進学も進路も、仕事の選択やそのやり方も、生活の様々な事柄も、たいていのことは「考えるぞ!」というスタンスで決めてきたように思えるのです。
しかし、「介護」は「考えよう」という猶予もなく否が応でも「考えさせられる」出来事でした。
私は介護問題に出合って人生初めて「考える」をしたのかもしれません。
だから、介護前と介護後には“変化”が起こり、それに伴い“習慣”にも変化が起こり、価値観にも変化があるように思います。
番組の最後『人は、考えないように生きる。しかし、時に考えさせられるようなことに出合う』と締めていました。
「考えた」ことによって感得させられた事柄を、自分の新しい習慣としてきちんと身につけていかなくてはならないと気づかされました。(2014-08-18)

前回のコラムを読んでくださったフォロワーさんたちから共感や慰めのリプライをいただき感謝です。
そのやり取りの中で私は「介護前も介護後も(介護していない家族は)何も変化がないわけです。でも私のほうは変化があって、」とツイートしました。
ポイントはここかなと感じています。
介護は私自身の為でもあったので(私が父に一番心配と迷惑をかけたと思うから、恩返しの気持ちはあった)介護したこと自体は何も後悔はないし、介護できたことをありがたいと思っています。
しかし一方で、私以外の誰も介護はできなかったというか、しないでしょ!というキャラの家族ばかりなので、有無も言わさず私になったと思うのです。
いくら私がフリーランサーだったとはいえ(だからこそ稼ぐのは大変なのに)私は離職したし、マンションも売り払い、介護中であっても年金や保険料を払わないとならないから貯金を使い果たしました。
つまり、介護が終わった時、私は一文無しになったのです。
他に住むところはないから確かにこのマンションを相続させてもらい、母と住み続けているわけですけれども、こういってはなんだけど、マンション自体は住んでいる限り金を生み出すわけではありません。
むしろ管理費はかかるし、お金は出ていくばかりです。
預貯金のほとんどを無くした父のせいで、他に財産はなく、でもこちらが介護している期間は介護しない他の家族は変わらず収入があるわけですね。
だからあの時「○○も仕事を辞めて父を介護する?」と一応聞いてみればよかったと、そのくらいに今、思うのです。
当時そんなことを言ったら「冗談でしょう」と本人だけでなく、家族・親族全員が言っただろうし、私自身もそんなことを考えてはいなかったので、私が介護をするようになったのですが、父が死んだとき「これまでの介護、ほんとにご苦労様。これからのことは全部自分が引き受けるから」くらいの言葉と気持ちが欲しかった。
そういうことです。
愚痴はここまで。
お目汚しいたしました。
(でも、同居介護を家族に押し付けている状況の方は、ちょっと想像してみてほしいと思います)(2014-08-15)

父が遺した負の遺産が再び顔を出してきたので、久々に家族会議を行った。
そして、久々に泣いた。
悔しくて泣いた。
お金のこと言われて、怒られたので泣いた。
甲斐性がない私の非は認める。
それでも、そのために怒られる筋合いはないと思っている。
後悔した。
一日でもいいから父を預けてみればよかったと。
一回でもいいからお尻をふかせてみりゃよかったと。
一度でいいからク●まみれになった部屋を掃除させてみればよかったと。
「介護のことはよくやってくれたと思うよ」なんて言葉だけもらったって、ほんとのところは全然わかってないんだなと気付いた。
介護が長く続いていたら自分の命も縮めてたかもしれないんだよ!
介護期間は仕事だけじゃなくてたくさんの楽しいことを犠牲にし、ほぼ24時間介護に費やすんだよ! 
離職して再就職なんてほとんどできないものなんだよ!
父という一人の人間の代理としてすべての手続きや応対をやってきたし、今もしている。
認知症介護、仕事との両立介護、シングル介護、長年介護など、重度な介護負担を強いられている在宅で家族介護をしてきた人は、あれば全財産もらっていいくらいに思うよ。
それくらいのことだと家族の誰かに介護を押し付けている形になっている人はわかってほしい。(2014-08-13)

家族家族介護や民生委員のような報酬が出ない“仕事”をして思うのは、プロってなんだろう?専門家ってなんだろう?ってことです。
プロとしてとか、専門家だからとか、そう言う意識を強くもった言い方をされる方に限って、その仕事の本質を見失ってはいないだろうかと感じることがあります。
医療・介護・福祉といった、おおかた人の世話をするという仕事においては「やるだけやってやろうという気持をもっているかどうか」がその仕事をするにおいて、最も肝心な資質ではないでしょうか。
目の前に自分の領域と思う事情が起こった時に、たとえ対価が発生しなくても、するべきことができるかどうかが本当のプロではないかと思うのです。
家族介護と民生委員という報酬のない仕事をしてみて、そういうことをとても敏感に感じるようになりました。(2014-08-11)

今週、母と一緒に母の従妹が2年前に契約した伊豆の有料老人ホームを見に行きました。
一泊二日だったので、いわゆる体験入居をしてきたことになります。
母の従妹は契約しているものの、まだ入居しているという状況ではなく、普段は東京に住みながら、たまに泊りに行っているという贅沢な使い方をしています。
というのも、介護付き有料老人ホームとはいえ、介護保険法が制定されるはるか以前から運営されている「入居時自立」型のホームですので、契約する時点では要支援・介護認定を受けていないことが前提なため、介護認定を受けている人は契約できないのです。
入居してから要介護認定になったら、介護を受けられるというものなので、母の従妹は終身安心して暮らせるという保険があると考えて、元気なうちに契約したということです。
実際、現状でも7割近くの入居者が要支援・介護認定を受けてなく、自立のまま元気に暮らしていました。
自立型の老舗の施設は、介護施設然とした雰囲気はなく、ドアも普通のマンションのようなつくりですし、部屋の広さも40〜60平米とゆったりしています。
部屋のリフォームも行えますし、家具も自由に置け、キッチンもあり洗濯機も設置でき、大・小浴場は温泉で、まあリゾートマンションですね。
プライバシーを大切にしてくれながらも、広々とした食堂で朝・昼・晩の食事も受けられ、他にも必要なサービスは用意されていて、スタッフも大変親切でした。
24時間医師と看護師が常駐しているので安心ですし、介護状態になればデイケアセンターがあり、自分の部屋で暮らすのが不安な状態の方は一時介護室も用意されています。
私が行った日はちょうど花火大会があり、ビアパーティがあり、入居者の方々の余暇の様子を垣間見ることができました。
というように、体験入居してみた感想はいたってよいものではありました。
しかし、ではもしも経済的にゆとりがあって自分が将来ここで暮らしたいか?と問われたら、答えに詰まってしまいそうです。
なぜだろう?と家に帰ってから、しばし考えています。(2014-08-08)

昨日は「高齢者のひとり暮らしを支える社会の在り方を探る」をテーマにした市民の集いに参加しました。
民生委員になっておひとり暮らしの高齢者訪問を終えたばかりだったので、ジャストなテーマと思ったのが参加のきっかけです。
参加者は、訪問看護のご利用者をはじめ、在宅看護・介護に関わる家族や専門職の方々で、みんなが同じ目線で語り合うという和やかな会でした。
初めての参加だというのに、私ったらいっぱいしゃべってしまいました〜。
次回は、高齢者ご自身から、長生きの秘訣や生活の仕方などのお話を伺えればと思いました。
帰り際に〈暮らしの健康手帳〉という冊子をいただきました。
これは在宅の看護職に就かれている方たちならではの視点が特長と言え、なかなか良い内容です。
目次を紹介しますと、
・体の不調や病気について、ひとりで悩んでいませんか?
・お住まいの地域の「かかりつけ医」をもっていますか?
・病気の治療について心配な時は、誰に相談していますか?
・病院から家に帰りたいと思った時は、誰に相談していますか?
・自宅での療養生活が不安な時は、誰に相談していますか?
・介護負担が大きくて困っているときは、どうしていますか?
・ケアマネさんと気が合わないときは、誰に相談していますか?
・薬をきちんと飲めないときは、どうしていますか?
・胃ろうをすすめられて困った時は、どうしていますか?
・入れ歯は、ちゃんと合っていますか?
・いつもの状態をチェックする合言葉は「いろはにすめし」
・知っておきたい日常的な症状のポイント
・あなたは、どこで最期を迎えたいですか?
・それぞれの回顧録
付録:在宅療養についての情報のリンクリスト
で、WEBでも閲覧できまーす。→こちら*ページの真ん中くらいにあります。(2014-08-01)

少し前のTBS「報道特集」で、生活保護に関し「親族に対する扶養援助のお願い」の通知が届いた親族の取材レポートが放送された。
厚生労働省では「20年以上音信不通」もしくは「DVから逃げてきた場合」は、親族と言えども扶養照会はしないと決められている。
にもかかわらず、実際に運営する自治体によっては、その条件が徹底されておらず、本来ならば照会してはならない親族にまで通知が来たというお話だ。
それだけではなく、本人に会ったこともない親族(孫や姪、甥)のところまで画一的に通知が来るという事例にはあきれた。
考えるに、この自治体では、将来この被生活保護者の相続人に該当するであろう親族すべてに通知を出したのではなかろうか。
相続と扶養は別物である。
こんなことをされては、生保に申請しかるべき人が申請しにくくなったり、親族間に不要なトラブルが生じたりするであろう。
各自治体は本当に慎重に行ってほしい。(2014-07-30)

母は先日、友人二人を家に招く予定を立てた。
昔からの趣味の仲間で3人が顔を合わせることは久しぶりらしく、前から楽しみにしていた。
しかし当日の朝、一人から体調を崩したから無理をせず今日はキャンセルするとの電話が入る。
どうしたの?と母が聞くと、ここのところ連日、家の中の片づけをしていて、その疲れからか今日は少しふらふらするという。
うちまで来る元気がないのでまたの機会にと。
熱中症に近い症状かも想像した母は、その人が一人暮らしでもあるため、くれぐれも気を付けて、無理をしないで、大事をとってと電話口で懸命に伝えていた。
そして、もう一人からは乗換駅で道に迷ったと電話が入った。
乗換駅に行く道を誰かに聞いてと母は心配そうに電話で話す。
ようやく30分遅れで待ち合わせ場所にその人は現れたが、迎えに行った母の顔が真っ赤になっているのを見て、私は熱中症ではないかと気がかりになってしまった。
その後は二人楽しくうちで時間を過ごしたようだが、来られる時に道に迷ったその人は、今度は帰宅においても母を不安にさせた。
うちを出てからもう家についている頃だと思った母は、電話をかけてみるがいっこうに繋がらないのだ。
やっと連絡が取れたのは、うちを出てから3時間後のことで、途中で買い物をしたとしても、倍の時間がかかっている。
どうしたの?と母が聞くと、乗る電車を間違えたという。
電話を切って大きなため息をつく母に、「高齢者になると、会うだけでも大変だね」と私がつぶやいたら、深くうなずいた母は、すこし淋しげだった。(2014-07-28)

先日の研修で講演された松崎運之助氏(元夜間中学校教諭。映画『学校』原作モデル)の話の中から私の心に残った言葉をいくつか紹介します。
*但し、以下は、松崎氏がお話された正確な言葉ではありません。私が聴いて解釈した、いわばリライトした言葉です。
・子育てはエンドレス。100歳になっても子育ては続く。
・できないのが子供、失敗するのが子供、子供だからできないのです。だから「なんでできないの?」と言ってはいけない。
・専門家に聞く前に自分の中に問おう。専門家から聞いた言葉は自分の言葉ではない。今まで自分が乗り越えてきて周りから得たものこそが本物。すぐに人に投げかけるのではなく、自分の中で考えたものが本物。わからないことがあったら、自分の中に聞いてみるのが一番です。
・心から出た言葉が一番肝心。
・自分の中に知りたいことがあって、そこに到達したいから勉強する。学問とは問うて学ぶこと。そして、学んだことは社会に返すもの。
・つまり、学ぶのは自分が幸せになることではない。みんなが幸せになることです。
・子育て、教育、福祉は祈り。すぐに答えが出るものではありません。
と書きながら、このように人から聞いた子言葉をあたかもわかったつもりになってはいけないというのがお話のほとんどの主旨でした〜。(2014-07-18)

おひとり暮らしの高齢者及び超高齢者のみ世帯の訪問がとりあえず終了しました。
あとは、同居者がおられる方の中で日中独居となる方がいないかどうかの訪問をぎりぎりの期間までする予定です。
私は父の介護をしたくらいで、要介護者の高齢者に会うことはありましたが、ひとり暮らしの高齢者の方と1対1で話をする機会は今までありませんでした。
今回初めて高齢者のお宅に訪問する日々を積み重ね、ふと思い浮かんだ言葉があります。
それは「尊厳」です。
ヘルパー講習でも習ったし、高齢者福祉の仕事をする人が必ず学ぶ概念のひとつに「高齢者への尊厳」がありますが、「尊厳」というのは考えたり、思ったり、学んだりしてもてる気持ちではないということを知りました。
高齢者に会っていくうちに自然に湧き起こる感情だったのです。
高齢と言ってもすこぶる元気な方、人と久しぶりに話をしたわとおっしゃる方、生活においていくらか人の手を借りている方、認知症などの兆候が感じられるがまだ十分なサービスや人との交流がないと思われる方などいろいろな方がいました。
80歳、90歳まで生きてこられて、波乱万丈な人生の果てに今がある方、まじめに仕事をしてきたつもりなのに孤独に耐えなければならなくなっている方、年金も家もあって優雅に暮らしているけれども不安をぬぐいきれない方、いろいろな方に会ってお話を聴きながら次第に私は気を付けて話す自分がいることに気づきました。
なぜなら、それは将来の自分の姿であり、彼らはまさしく人生の先輩という気持が沸き起こったからです。
上から目線のような私がけっして助けてあげるようなものではなく、フラットな目線、いいえむしろ目上の人に対する下から目線の自分がいました。
そして、その中で人の手が必要であるのに人の手を借りたくない!のかたくなさをどうやってほぐすか。
その思いに気持ちが集中したとき、私は尊厳とはこういう気持じゃないかと感じました。
私のほうがより動けるから訪問しているだけです、というような気持ちと言ったらいいでしょうか。
世の中はお互い様です。
支え合いながら生きていくわけですから遠慮はいりません。
高齢者訪問は相手の為でもあるけれども私自身の為でもあり、まさにお互い様の確認の作業と言えるでしょうか。(2014-07-14)

台風一過の晴天はよいけれども暑いっ!ですね〜。
となれば、熱中症に気を付けましょう。
高齢者訪問の際、皆さんにお渡ししているチラシの一つに「熱中症〜思い当たることはありませんか?〜」という環境省が作成したものがあります。
このチラシに書かれている「熱中症の予防法ができているかのチェック項目」を紹介しますので、ご参考くださいませ。
□こまめに水分補給をしている
□エアコン・扇風機を上手に使用している
□シャワーやタオルで体を冷やす
□部屋の温度を測っている
□暑いときは無理をしない
□涼しい服装をしている。外出時には日傘・帽子をしている
□部屋の風通しを良くしている
□緊急時・困った時の連絡先を確認している
□涼しい場所・施設を利用する
親と離れて暮らしている方も帰省の際にはぜひ、以上の項目をチェックされてくださいね。(2014-07-11)

「認知症の方の地域での見守り」・・・よく言われることですね。
昨日の朝日新聞の連載記事「大介護時代」にも「だれが見守る?」と題して地域で見守る地道な取り組みが紹介されていました。
「気にとめてあげる」「認知症を知ってもらうところから始める」「何か困っていることはありますか?と声をかける」「お年寄りへの思いやりの気持ちをもつ」「地域ぐるみ」「地域の見守りの目を増やしていく必要がある」というような言葉が記事にちりばめられています。
私は、高齢者調査のための訪問をする日々の中で、一人暮らしの高齢者で認知症初期であろう方に会いながら、「地域での取り組みっていったいなに?」と思う毎日です。
前述した記事のまとめにも「地域で見守ることができるようになるには・・・」という言葉がありますが、具体的にそれってどういうこと?何をするの?どういう理想をもって地域で見守る世界を描いているのか?と正直思ってしまうのです。
私が今、直面していることは、実際に認知症の方がいたとしたときに、どうするか?です。
訪問して受け入れてくだされば、しばしお話をする?それをどれくらいの周期で行う?
受け入れてくださらなかったらどうする?
私が行くたび私の顔を覚えておられず、毎回同じ話を傾聴することが大事?
介護サービスのつなげれば済むこと?
不穏な状態の方の対応を、家族でもなく、親しい友人でもなく、地域に住んでいるというだけで出来るもの?
一度つながると何度も何度も電話がかかってくるのに対応できるか?
「認知症コーディネーター」がどんなに増えても、見守りや声掛けの一歩先のことを議論し合わなければ、私は意味がないと感じています。
認知症というテーマだけで地域がまとまったり、交流ができるようになったりはしません。
個人情報およびプライバシーの保護が重視される中、地域で出来ることは何か。
それはロジックやシステムではなくて、“お隣にそういう方がいたら本気で付き合う覚悟を一人一人がするかどうか、できるかどうか”に尽きるのではないでしょうか。(2014-06-30)

4月から、「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」の中身を改めて紹介しております。
今日は、その最終回「履歴・身上」ページのご紹介です。
このページを紹介の最後にもってきた理由は、一番“家族が記入する”意味のあるページじゃないかな?って思うからです。
左ページには、経歴(出生、学歴、職歴、結婚、出産など)、どんな人生ですか?(主要な仕事、専門など)、記録・目録(表彰、著作など)、免許・資格を記入できる欄を設けました。
要介護者の「経歴」を書く機会は結構あるので、一度ここに書いておくと便利ですよ。
仕事のことやいろんな記録について記入していくと、要介護者の人生やこだわりが見えてくるもので、そういう部分を見つめ直してあげられれば、今は人の世話を必要としているけれども、それまではこんな風に生きてきたんだな〜と感慨が起こり、介護に対して少しポジティブな気持ちになることがあります。
私は、この「履歴・身上」のページを埋めた時、父の人生を多少振り返ることができて、人生最後の季節をわずかでも穏やかに過ごさせてあげたいという気持が自然に起こりました。
さて、右ページは「○○は こんな人」と題して、特技、趣味、好きな食べ物、嫌いな食べ物、苦手なこと、性格、癖などを自由に書ける欄にしました。
ここはいっぺんには書かず、思いついた折に、箇条書きでメモする感覚で使うとよいかもしれません。
介護に関わる介護士の方たちに、要介護者がどんな人かをわかってもらうために、このページをコピーしてお渡ししてもいいですね。
この見開きページは、要介護者の人生、性格を、ご家族が改めて見つめ直すきっかけにもなれたらうれしいです。(2014-06-30)

私もその一人ですが、家族の介護を経験した人は、民生委員に向いているかもしれません。
なぜそう思ったかと言うと、高齢者の見守りや訪問に行った時、介護経験者は課題を見つけやすいと考えるからです。
例えば、要介護5の方でお一人暮らしの場合、呼び鈴を押しても玄関まで出てこられないのではないか?と想像できるのは、要介護度というものを知っているから。
えっ?って思うかもしれませんが、案外そういうもののような気がするのです。
介護保険サービスの内容も、利用した経験があれば、包括等と相談するときに、ただつなぐだけではなく、今後の見守り連携の具体的な話ができるでしょう。
また、認知症の家族を介護した経験がある人ならば、認知症初期の方の見守り等で訪問した際、困惑することも少ないと思いますし、なるべく一人にしておかない方がいいということも感じるでしょう。
もちろん、簡単なことではありません。
経験しているからと言って、どんなケースにも自分の経験が生かせるというわけでもありません。
それでも、介護経験というのは大きいものだったなと実感することがあるものですから、介護を終えられてボランティアでもと考えている方は、ちょっと大変ではありますが、民生委員になって経験を生かす可能性もあるかもしれませんですよ。(2014-06-25)

高齢者調査がきっかけで、ある一人暮らしの高齢者を包括につなげた。
成年後見制度に係わる用件だったので、包括が訪問してくれることになり、私も同席した。
包括の社会福祉士の方が高齢者に対面。
話を聞きながら説明をしていく場面を初めて見て、私はとても感銘を受けた。
やはりプロはすごいなと。
私も本業はライターなので、その中でもインタビューを比較的得意としているので、話を聴くことについては、自分なりの方法をもっていると自負しているが、目的が違うとはいえ、包括の方の特に話の本流に戻す力に感心したのだ。
私の場合、話が逸れ始めて本流に戻したいと思った時は、相手の言葉の中からそのきっかけをつかむようにしている。
しかし、包括の方は、思い切って話を切って質問し直す。
だからと言って、強引な印象はなく、そこまで十分に話は聞いているし、「ごめんなさい」という言葉を必ず付け、相手を不愉快にさせないタイミングを計って話を切る。
“相談”という目的での“聴く力”とはこういうものなのだなと深く感じた次第で、勉強になります。
さて、高齢者調査での訪問を日々行っていると、高齢者の実態を目の当たりにする毎日で、やはり百聞は一見にしかずを痛感する。
そして、高齢者一人暮らしの課題と、その対応を真剣に考えてしまう。
行政と介護&医療サービスや地域の連携が叫ばれる昨今だが、システム以前にできることと、これはある程度システムが必要でしょ、と思うことがある。
そのバランスがとれ始めたら、高齢者支援も前進するような気がするが・・・という前に、とにかくまずは調査を終えなければ、ですね。(2014-06-23)

介護をきっかけに、これまでヘルパー講座の実習や小規模多機能の運営推進委員、民生委員として高齢者施設及び学校訪問の機会を得ていますが、その都度感じることは、高齢者施策と子育て施策には似たような問題点であるということです。
これらの施策において、国や自治体はこの先いったいどうしたいのか!?が見えてこないと同時に、私たち家族のほうも、家族の在り方をどうありたいと思っているのかが私にはよく見えてこないのです。
小家族になり、家族みんなが稼がないと食べていけない経済状況になり、女性が外で働くのが当然の現代社会になって、社会資源を有効に使うことを進めていかなければならないのは当然です。
そこで、高齢者や幼児・児童を預けられる社会資源サービスが充実することは不可欠です。
しかし、介護士や保育士になる人材がたくさん出現して確保できない限り、社会資源への私たちの依存は無理です。
現在は、需要と供給のバランスが悪く、そのうえそんな状態の中で何かうまくいかない問題が現場で発生したとき、施設や学校側は(本心では)家族にも原因があると思い、家族は任せているのだから施設や学校側に落ち度があると思ってしまう。
本来、弱者である要介護高齢者や幼児・児童の福祉は、預けるほうと預けられるほう双方が一緒になって支え合うはずのものです。
いくら行政サービスや有料のサービス・教育とはいっても、お互いが先方のために「自分は何ができるか」をまず考えることからはじめなければ、高齢者及び子育てサービスの利用者と事業者の気持ちがすりあうわけがありません。
政策の方針を示す国や自治体が、こういったサービスを公から民間と家庭に大きく転換させようと舵を切っていることから、現場では今、サービスという名のもとの葛藤が起こっていると感じます。
この葛藤をどう解決していくかは、私たちみんなに突き付けられている大きな課題なのです。(2014-06-16)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」の「医療データ」ページは見開きで、左に「病歴」、右に「かかりつけの病院」を記入する表を作りました。
救急搬送や持病の悪化で入院した際、病院からまず聞かれるのが「病歴」です。
この欄にあらかじめまとめておけばあわてませんし、病院側も管理されている家族だなぁと思ってくれて即座に検査・治療に向かってもらいやすいと思います。
高齢者の「病歴」はとても重要です。
特に子供の頃や若い時分にかかった病気を忘れずに書けるといいですね。
なぜなら、高齢になると、子供の頃の病気が再発、または原因となっているというケースが多く聞かれるからです。
でも、親が子供の頃にかかった病気・怪我についてはよくわからないものですし、普段飲んでいる薬のことも知らなかったりしますよね。
と言うことで、ケアダイアリーをご購入してくださいましたら、基本データとともに真っ先にこの「病歴」を記入できるよう調べていただけたらと思います。
また、右ページの「かかりつけの病院」の表には、現在通院又は往診中の医療機関を記入しましょう。
診察の予約をする時に、いちいち診察券を出してこなくても、このページを見るだけですぐに電話ができますよ。(2014-06-13)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」の「介護サービス・データ」には、介護支援事業所(ケアプランを作ってくれるところ)とケアマネさんのお名前、電話番号をはじめ、利用中のサービスをまとめて書ける表を設けました。
少しですが、保険外サービスをメモできる欄もあります。
また、その右1ページ分は「介護を必要とするまでのいきさつ」を書くフリースペースになっています。
介護に至るここまでの経過と症状の変化を書き留めてみてください。
ご自身が把握しやすくなるためもありますが、外部の介護や医療を受ける時の経過説明の際に役立つと思います。
また、施設の入所申請や入院時に書かされる書類にも、これまでの経緯を問われる機会があります。
このページを開いて答えると、より正確な情報を伝えることができるでしょう。
それから、成年後見制度を申請する際もこれと似たような内容を書かされます。
経過や経緯というものは時間が経つと忘れてしまうもの。
あらかじめ簡潔にどこかに書き留めておくと、後から役立つことが多く、何年もわたり介護が続いてしまう場合も、長期間の変化をつかみたい時に振り返りやすいと思います。
罫線のないフリースペースになっていますので、文章でもよし、箇条書きでもよし、イラストでもよし、ご自身の書きやすい形式で自由に使ってみてくださいね。(2014-06-11)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」には「介護サマリー」を書き込めるページがあります。
病院から退院時にもらう看護サマリーに近いもので、その介護版のようなものです。
要介護者の状態を把握するためにご記入くださいね。
項目は、麻痺、立位、歩行、聴力、視力、言語、意思の伝達、食事介助・形態、口腔ケア、入浴、更衣、排せつ、医療処置、そして主な症状と注意点が書けるメモ欄が付いています。
変化があった時はその都度修正しながら、毎日介護する方の確認用に、そして介護士さんなど介護に関わる方々へ要介護者の状態を伝えるツールとして活用いただければと思います。
右ページには、現在服用中の薬を記入する「おくすり管理」表を付けました。
他にも「市販薬・サプリメント類」と「かかりつけの薬局」を記入する表があります。
薬の飲み方や飲み合わせなど、薬に関する問い合わせをしたい時、ここにかかりつけ薬局の電話番号があると、けっこう便利なんですよ。(2014-06-09)

母の様子がちょっとだけど依然と違う気がする。
簡単に言うと、笑わなくなった。
私が何か問うても答えなかったり、表情が乏しかったり。
・・・などは典型的な認知症の初期症状の信号でもあるが、そうじゃない気がする。
要するに、私に反発しているのだ。
ここのところ少し母にきつく当たっていたように思う。反省。
リフォーム後もお金がけっこう出ていくし、妹が急逝し、毎日のようにマッサージを受けに行っていた治療院の療法士が今月いっぱいで退職することがわかるなど、母にとってつまんない出来事が続いている中で、娘の私が生意気ときている。
軽く無視するようになったのだ。
あれは意識的だ。
さすがに少々ショックを受けた私は、昨日から!?母に優しく接するようにしている。
幸い今日は、母の従妹のおばさんが遊びにきてくれているので、クッションになってくれる方がいるとよいもので、母は今、笑顔だ。
さあ、おばさんが帰ってからが大切である。
べたべたではなく、手助けしすぎることもなく、自分がもっている中での自然な優しさを少し意識して出すくらいで、高齢者との生活はちょうどいいのかもしれない。
努めなければな。(2014-06-06)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」には、「介護費用記録」のページが見開き2ページ付いています。
介護に関わる費用が1か月にどれだけかかっているかをチェックできるようにと考えました。
1か月ごとに記録でき、1年分の記録が記せます。
「介護保険サービス」費と「医療費」の公的な項目はあらかじめ印刷してありますので、その下の4項目欄に、現在かかっているその他の介護費用科目を考え入れていただければと思います。
例えば、おむつなどの「介護用品費」、「介護保険外サービス費」、介護タクシーなどを含めた「交通費」などがあるでしょうか。
ページの下のほうにはメモ欄を付けました。
定期的に購入する介護用品の品名や購入先・価格をメモしておいたり、計算メモ欄として使用したりすると便利かも!
“介護とお金”の問題は最も頭の痛い事柄でもあります。
ぜひともお住まいの役所のホームページを一度チェックされ、介護保険サービス以外の各種助成・サービスをご確認くださいね。
例えば、おむつ助成を在宅時と入院時でこまめに手続きすれば、それぞれ現物と現金に分けて支給する自治体もあります。
でも、こういう助成は自分から申請しないと知らないままということも・・・。
役所に行った際に、置いてある福祉関係の冊子やしおりをもらってきてくまなくチェックされ、該当するのでは?と思ったら、気軽に地域の包括支援センターに問い合わせてみてくださいね。(2014-06-04)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」には、48ページ分の「医療&介護ノート」が付いています。
手帳を1年間使用するとして、1か月に4ページ使えます。
このページの様式は、おなじみのヨコ罫ノート。
左サイドに縦の線を1本入れました。
区切りの横に日付を入れたり、医者や病院名を記したりして使うと、見やすくなるかと思います。
かかりつけ医には、1か月に1回受診というケースが多いものですが、普段、気になることをこのページにメモしておき、受診前に医者に聞きたいことや伝えたいことをまとめておいてから受診されるとよいですね。
受診中、このページを見ながら医者と話をすれば、言い忘れや伝え忘れが少なくなると思います。
その時に医者に言われたこともぜひこのページにメモされてくださいね。
「医療&介護ノート」としたのは、医療と介護の連携をうまくコントロール出来ればいいなという思いがありました。
ですので、ケアマネとの打ち合わせメモページとしてもご利用いただければ、医者とケアマネ双方への伝達確認ページとして便利かと思います。
皆様が独自の工夫をされながらこのページを使ってみていただけると嬉しいです。(2014-06-02)

人の最期の季節の過ごし方のむつかしさ。
ご自身の生前の人とのお付き合いのしかた、ご性格、そして家族の有無。
お金じゃないなあとつくづく感じる。
つまるところ、周囲からどう思われているかとか、いたかに尽きるのか?!
というのももちろんあるけど、近所の在り方のほうが気になる最近。
他人でも優しくできる? いや、他人だからこそ親切にできることがある。
毎日誰かがそばにいればいいだけのことも多いが。
それをするには、してもらうには、結局のところ、ご本人が外に出ようとしてきたかとか、ご本人の性格に尽きるぶぶんがあって…ほんとにむつかしい。(2014-05-30)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」には、方眼ノートを28ページの「フリーノート」が付いています。
とっさの時のメモ欄、TO DOリスト、切り抜きを貼るなど使い方自由のスペースです。
私の場合は、この介護手帳を当時、いつも持ち歩いていたので、病院の待ち時間にふと思い出したことをメモしたり、パソコンで印刷したものを縮小コピーして貼ったり、訪問リハビリに来てもらった際の記録メモにしたりという風に使っていました。
他にも「毎日の介護記録」のほうには要介護者の状態を書き、「フリーノート」には自分の気持ちを書く、というような使い分けるアイデアもいいかもしれません。
“書く”という行為は、不思議なもので、心や頭の中をいくらか整理できる効果があります。
愚痴とか思いのたけを書きながら、ふと支えになる言葉も書き留めておくのもよいですね。
ぜひ色々な使い方を工夫してみてください。(2014-05-23)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」には、うしろのほうに「家族・親類の連絡先」「○○(要介護者)の友人・知人の連絡先」「連絡帳」を付けました。
離れて暮らすご家族、ご本人のご兄弟や親しい親類の連絡先を、この機会にまとめておくとよいと思います。
介護が始まると、ご本人の交友関係や人間関係を介護者も知る必要が出てきます。
だからと言って、いきなり親のプライバシーに立ち入る交友関係を根掘り葉掘り聞くわけにもいきませんよね。
でも、私の父の場合は、脳梗塞で言語障害になり、話すことだけでなく、字も読めなくなりました。
なので、父宛てに届いた年賀状を見ても、父宛てに電話をいただいても、父に直接「どういう方?」と聞くことができませんでした。
やはりまだ比較的元気なうちに、世間話の中で懐かしい話をしながら聞き出せるといいと考えます。
「連絡帳」は一番後ろのページに付けました。
ここは日々、介護する方が頻繁に使用する電話帳として使用していただけたらと思います。
ケアマネさん、ヘルパーさん、訪問看護師や主治医など、別のページで書いた電話番号でもこのページにも書いてリストにしておくと便利ですし、介護仲間や近所の方、愚痴を聞いてくれる友人など、カテゴリーに関係なく記しておくのがおススメです。。
電話番号以外のメールアドレスやSNSのアカウントなど、相手によって必要な情報を書いてもいいですね。(2014-05-21)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」で一番たくさんのページをご用意したのは「毎日の記録」のページです。
毎日介護記録を付けますと、1冊で1年分の記録を記すことのできるページ数をご用意しました。
でも日付フリーなので、毎日付けなくてもOKです。
例えば、要介護者の状態が比較的安定している場合は、記録すべき状態だと感じた時に書く、という使い方もあると思います。
ただし、バイタルデータ(体温、血圧、脈)は毎日付けるからこそ活かせるものだと思いますので、同居介護の場合は、バイタルデータだけでも毎日書き込むことをおすすめします。
毎日の介護記録は、定期的な受診の際にも、突然の入院時にも役立ちます。
お医者さんとの問診時間は比較的短かったりするものなので、「その症状はいつからですか?」とか「転倒したのはいつのことですか?」などと聞かれたとき、あせってしまってとっさに答えられなかったり、それがいったい2週間前のことだったか、1か月前のことだったか、わからなくなったりするものです。
そこで、毎日の記録をつけていれば、こういう問いにスムーズに答えられ、適切な治療が受けられることが多くなるかもしれません。
また、通い介護、施設入所、入院中の場合は、ご本人に会われた時にだけ記録を付けるのでもよいと思います。
このように、要介護者の状態や介護する方の介護状態によって、柔軟に使っていただければうれしいです。
それから「毎日の記録」の項目の中には「おくすりメモ」欄があります。
ここは、お薬の変更があった時だけ書くと、後から見る時に便利なんです。
例えば、数日間だけ薬の量を変えたり、新しい薬を試し飲み出したりすることがありますが、あとからそれがいつからのことだったっけ?と、わからなくなりやすいものです。
それをすぐに見つけられるよう、お薬に変化がない日はこの欄を空けておくと案外役立ちます。
辛いことの多い介護生活と思います。
でも、ずっと後になってから、この「毎日の記録」に記したものが、あなたの頑張った思い出になっていればと願います。(2014-05-19)

「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」の「基本データ」ページ一番上には「〇〇の基本データ」という欄があります。
要介護者のお名前を書いていただく欄ですが、私の場合は「パパちゃん」などと書いておりました。
そう、家族ならではの、家族だけが呼ぶことのできる呼び名があれば、ぜひそれをお書きになるとよいと思います。
そうすると、なぜだか家族介護をポジティブに取り組めそうな不思議な力がわくみたいなのです。
さて「基本データ」ページは、要介護者に関する“これだけは押さえておきたいデータ”を書いていただくページです。
この際、身長や体重、靴のサイズなども記入しましょう。
本人しか知らなかったそれらの情報は案外必要になるものです。
また、右ページには、各種保険証番号、年金手帳及び本人を確認するための公的証明書などを書く欄を設けました。
介護をしていると、銀行口座番号を書く機会がほんとに多いんですね。
公的な税金の還付先、介護保険サービスの支払いのための引落し口座は記しておくと便利です。
ということで、ケアダイアリーを購入されましたら、まずこの「基本データ」ページだけでも埋めてみてくださいませ。
そして、この手帳には「専用クリアカバー」が付いています。
ビニール製なので、水やお茶がこぼれているテーブルにふと置いてしまっても大丈夫。
手帳のサイズをB6(128mm×182mm)にしたのは、介護保険証や後期高齢者健康保険証、お薬手帳がちょうどはさめるためにと思いました。
表紙裏と裏表紙の裏がそれぞれポケットになりますので、是非ご活用くださいね。(2014-05-07)

在宅介護されている方は毎日の介護記録に、病院や施設にご家族を預けている方はご面会やお見舞いに行かれた記録に、「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」をどうぞ使ってみてくださいね。
また、ケアダイアリーは、ご本人及び介護に携わるご家族だけでなく、ご家族と介護や看護に関わってくれる方々とが、フラットな目線になれるためのツールとしてお使いいただきたく望んでいます。
では今日は 「年間カレンダー」ページを紹介します。
お医者さんの診療日や介護サービスを受ける日、そして外出予定などのスケジュールを記入するのに便利です。
でも、例えば診察日のみ管理用に使うとよいかもしれません。
要介護の高齢者はいくつもの病院や科(内科、心療内科、脳神経外科、歯科、整形外科、眼科、形成外科、皮膚科・・・)にかかっていることが多く、薬をもらい忘れないようにするため、通院(往診)のスケジュール管理は介護者にとって大きな仕事の一つになりますね。
お薬が切れる前に余裕をもって診察日を予約するのに、この年間カレンダーだと一目瞭然!  急な入院があった時も、その記録を付けておけば後々、過去の入院・受診・検査日がすぐにチェックできるので役立ちますよ。
それにしても高齢者専門の病院ができて、いろいろな科にそのたびに行く必要が無くなり、病気もいち早く見つけられるシステムになればいいのにと、つくづく思う今日この頃です。(2014-04-28)

家族のための介護手帳「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」を2年続けてお買い上げくださった方がいて感謝感激しております。
4月は新年度ということで、ダイアリーを新調する方が多いからか、ケアダイアリーもおかげさまでAmazonでよく動いてくれております。(尚、「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」は現在、定価1,458円(税込)で提供しております)
ということで、これから「介護する人のための手帳 ケアダイアリー」(以降、ケアダイアリー)を利用してみようかな?とちょっと思われている方のために、改めてこの手帳を紹介させてください。
ケアダイアリーは“家族のための”介護手帳です。
ケアダイアリーの特長は、介護される人の情報と記録を、1冊に一元化できることです。
日付フリーなのでいつからでも使えます!
毎日介護記録をつけると1年間使用できる手帳です。
販売時には帯が付いていますが、はずすと表紙に印字されている「CareDiary」ロゴのみになるので、気兼ねなくどこにでも置け、カバンから取り出すときも気にならないデザインです。
糸がかり製本のため、どのページも180度開き、手で押さえながら書く必要はありません。
携帯しやすいけど書くスペースも確保するために、サイズはB6にしました。
ケアダイアリーは、在宅介護だけでなく現在、施設や病院に大切なご家族を預けている方々にも使っていただけます。
例えば、年に数回面会に訪れる場合でも、その貴重な訪問時の記録を残しておけば、1冊を何年間にもわたって使用することができます。
最初のページに「介護される人」と「主たる介護者」のお名前を書く欄があります。
“主たる”ですから「主に介護されている方」のお名前お一人を書くのが通常ですが、この手帳をきっかけに他の家族の方たちに介護情報を伝える手段にしてほしいと言う願いが私にはあります。
主たる介護者の方はぜひ、この手帳の存在を他の家族の方に伝えてください。(介護を実際にこれだけやっているんだ、と言う主張にも使えます!?)
万一、主たる介護者が病気になられたり、他の家族にも介護を頼むことになったりしたときは、この手帳に介護される人の情報や毎日の記録が書いてあれば、引き継ぐのもあわてずに済むと思います。
ケアダイアリーは、介護される人の情報を家族で共有するツールとして、一家に一冊置いてもらいたい介護手帳です。
ご購入はこちらまで→Amazon(2014-04-21)

近しい人がガンになり緊急手術を受けた。
そのため離れている家族に現在、心配な思いを抱えつつ自らの生活に変化が起こるというてんてこ舞いの日々が突然訪れている。
特に、仕事と介護(看護)の両立が急に突きつけられると、ほんとに困り果てるものである。
朝日の連載記事「大介護時代」の本日(4/16)付の記事が目に留まった。
働きながら父親を介護している男性が紹介されている。
以前勤めていた会社では、仕事と介護の両立をいわば会社側から拒まれ退職。
その後、今の会社に出合い、両立が可能となった。
なぜならば、その会社の社長が「介護などの事情を抱える社員であっても、力を発揮できるような仕組みづくりを進めようとしていた」からだ。
「それが会社にとってもプラスになるという発想だった」という言葉が記事の中にあって、私は心底共感した。
この記事の後半は全部引用したくなる文章が続く。
この男性は社内で「介護支援の制度作り」に取り掛かり、介護をしていると届け出ている社員には「1時間程度の外出なら手続き不要」としたり、「業務を原則二人で担当し、ひとりが急に休んでも、フォローできるように」したりしたという。
どちらも自らの介護経験を生かした制度案で、例えば1時間の外出というのは、役所の手続きや病院の支払いなど細々した用事を済ませやすくするためである。
仕事と介護の両立が大切なのは、「社会とのつながりを保つためにも、生活していくためにも、仕事を続けられることが大事」だからだ。
それが当たり前の社会にしなければならないとつくづく思う。
すべての会社でそれぞれ社内の介護支援策を作らねばいけない時代に既になっていると確信する。(2014-04-16)

以前(2/28)に紹介した知り合いの老老介護のお宅。
トイレと浴室をリフォームしたので見に来ませんか?と声をかけられたので母と伺った。
トイレも、浴室の洗い場も、やや広くなり、介助が楽になったとおっしゃる。
そうこう話していたら、インターホンが鳴って要介護者のご主人のお昼御飯が届けられた。
話を聞けば、お世話になっているデイサービスに週1回通っているが、その他の日曜以外の5日間もお昼の食事を運んでもらえないかと相談(直訴)したらしい。
食事はもともと実費扱いなので、いいでしょうと言うことで、デリバリー・サービスしてくれているという。
その事業所は、私の父もお世話になっていたから、食事がすべて手作りで味も良いことを知っていたので、なんて素晴らしい!と思った。
ご主人が退院してから、毎度の食事介助に時間がかかるので、作る方を少しでもラクになりたいと思い、奥さんがお昼だけお願いしてみたという。
幸い事業所からの距離が200メートルくらいなので、届けるのはそう負担にならないとのことで引き受けてくれたようだ。
この奥さんの判断や依頼する姿勢にはいつも勉強になることばかり。
うちも当時、頼んでみたらどれほどラクになったかと想像した。
届いたお弁当を見ると、6種類のおかずにおかゆとみそ汁がついたバランスのとれたもの。
実費だから安くないとは言え、これだけのものを毎日お昼に介護者が作るのは難しい。
私からも事業所のお礼を伝えたい気持ちになった。
介護保険サービスの範囲の中では無理なことでも、介護保険外サービスなら可能なことがあるので、こんなことを頼めないか?と思ったら、案外伝えてみるといいかもしれません。(2014-04-05)

地域の活動の中で高齢者の方とお話をしたり、そのご家族の方にお会いしたりして初めて気づくことが最近多い。
それは、高齢者の方の私と話している様子とご家族と話している様子の違いである。
例えば、認知症が始まっていたり、少し忘れっぽくなっていると自覚していたりする高齢者は、ご家族からそれを指摘されたくないばかりにかえって忘れっぽくなってしまうように見えることだ。
先ほどまで余裕をもって私とお話していたおばあちゃんが、家族からいろいろ問い詰められるように質問されると、何が何だかわからないような答えをし始めるのである。
きちんと答えねばと思って焦りだし、家族相手にどうやら緊張しているように見える。
その様子を見て、私は高齢者のお気持ちを慮った。
そして、これは私もしている気がするなあと思い、自省するに十分な発見だった。
しかしながら、おばあちゃんが余裕をもって私に話していた事柄の中には、少々正しくない内容も含まれていることが後からご家族と話していてわかることがあって、高齢者のお話をそのまま鵜呑みにできないことを知り切ない気持ちになる。
高齢者支援の難しさはここにあるのではないだろうか。
正しくない内容を正そうとするのは家族の(特に息子や娘の)癖だ。
でも、ことによっては家族が言うことを優先すべきものもあるだろうが、一方で高齢者ご本人がそう思っているのならば、それはそれでいいではないかと流して良いこともある気がする。
間に入る人間にはこの見極めは至難であるし、なんといっても本人と家族それぞれが不愉快にならないよう気配りながら、物事を進める力量が必要とされる。
私の場合はボランティアだけれども、高齢者支援のプロの仕事とは非常に高度なコミュニケーション力が求められるものだと痛感した。
だから国や世間はもっと重視してほしいと願う。(2014-03-31)

和室をつぶしてLDと一体化して広くし、押入があったコーナーにワークデスクを置いて仕事等しているのだが、母が最近、「何をしているのか?」とか、電話をしていると「誰と話しているのか?」などと、いちいち聞いてきて、正直うるさい〜。
仕事部屋は隔離した方がよかったか…。
仕事の多くはメールで対応できるのでそれほどでもないが、民生委員や地域に関する活動はほぼ電話なので、以前より電話が増えているのもある。
リノベーションしたおかげで広々として快適!なんだけど、思わぬ落とし穴が〜。(2014-03-26)

昨日は民生委員として区の「障害者の防災を考えるシンポジウム」に参加した。
区長をはじめ、地域を支える関係者の代表者たちがパネラーとなって災害時における支援体制が話し合われた。
がんばっておられる方々がいるのだなあと感銘しつつ、要支援者リストの作成やその開示やら、いざ有事の時の具体的な支援方法など、より詰めていかなければならない内容を知らされた。
支援体制を構築することはもちろん必要で大事。
でも、計画やリストが金庫の中に保管されていたら意味がない。
結局のところ、こういう「支援」に関することの根幹は“普段の近所づきあい”が最も大切という話に終わるんだよね。
私が子供の頃のような(昭和40年代前後)自然な近所づきあいが復活するにはどうしたらいいのか?とふと思った。
〇〇会とか、○月×日にイベント開催とかは、普段の近所づきあいとは言えないんだよね。
そういう企画物を考えるのではなく、まっとうなお隣同士や近所づきあいをする方法のみをテーマにしたシンポジウムのほうが、人の心が動くのではないだろうかとさえ思う。
人が自由に利用でき、集える広場や食堂などのイメージかな。
あ、大学のキャンパスのような雰囲気のものが街にあるといいのかなあ〜。
気軽に声掛けやあいさつ、そしてちょっとおしゃべりができる空間のようなもの。
それがあちこちにあれば「誰かいるかな?」と行ってみたくなるんじゃないかと。
大人の公園のようなもの…かしら?(2014-03-17)

知り合いの老老介護されている方のお話です。
80代の夫を70代の妻が在宅介護中。
夫は要介護4。足元のふらつきひどいが認知症等はありません。
今年始め高熱を出してぐったりしたため、物が食べられなくなり、救急で病院へ。
風邪をこじらせたとみられましたが、レントゲンを撮ってみると肺炎はみられず点滴が始まりました。
点滴が2週間続いたため、普通には食べられない状態となり、病院からいきなり胃瘻を持ち出された妻は驚き、そして拒否。
そこから戦いが始まりました。
病院はなぜすぐに食べられないと判断し、胃瘻を勧めるのか?!夫が高齢だから?
妻は考えました。
そして、おかゆを作って持って行きますから、それをゆっくり食べさせてみたいと申し出ました。
病院側は、家族がそれをするのなら、家族の責任においてしてくださいというので、妻は責任は自分がもつと言ってトライを始めました。
夫は多少むせることはあるけど、妻はそれは嚥下障害ではなくて痰が絡んでいるからと感じ、とにかくゆっくり、ゆっくり、食べさせます。
すると、夫は食べられるし、食べたがりました。
それを見て病院は「家族が毎食おかゆをもってきて食事介助をするのなら、家族の責任においてやってよいです」と言ったという。
えっ?それって病院側も食べられるという判断があるってことじゃないの?
お昼のみ看護師が少しの量のおかゆを食事介助することになり、朝と晩は毎日2度妻がおかゆを持って通うことになりましたが、妻も高齢です。
数日間朝晩家からおかゆを作って持って行って食べさせていたら、自身が倒れてしまいそうになりました。
そこで、病院食でおかゆを作ってもらい、食べさせるのは私がするからと頼んだら、病院からOKが出たので、妻は朝晩通い続けました。
ゆっくり、ゆっくり、時間はかかるけれども、夫の食事介助をしました。
おかげで2週間経った頃には、夫の顔色はよくなり、起き上がって歩けるまでに回復。
それを見た病院側は驚いた様子だったと言います。
驚く病院に驚く妻。
病院から逃げるように先日、無事退院しました。
家に戻った夫には、ケアマネの尽力で、週1の訪問医、週1の訪問看護、2週に一度の訪問リハが来てくれているそうです。
少し落ち着いたとのことで、妻である彼女からこのお話を伺ったのですが、彼女は私の母にこう言いました。
「よほどのことがない限り、病院に行ってはだめよ。この言葉が今日お母様へのプレゼントですよ」と。
確かにね、彼女ががんばらなかったら、点滴〜胃瘻コースだったかもしれないわけで、それが現実かも。
高齢で食べられないとか、高熱とかで入院すると、とりあえず点滴してくれますが、それが長く続くと、そりゃあ以前のようにはすぐに食べられないのが高齢者です。
そこで胃瘻やら延命やら終末期的な話がいきなり出てくるんですよね。
毎食ゆっくりの食事介助も病院ではしてもらえませんし。
彼女は(このまま夫が死んだら私は後悔しまくる)と思ったそうで、まだ食べられるはずだという自分の感覚を信じ、やれることやりたいと病院に直訴しました。
病院を悪く言うつもりはありませんが、よくありそうなケースと思い、ひとつの参考例として紹介しました。(2014-02-28)

まだ本格的な活動を開始していないので現在想像しているだけなんだけど、民生委員の高齢者訪問というやつね。
訪問してほしい高齢者夫婦や独居の高齢者の方、訪問してほしくない同じ状況の方、訪問してほしい高齢者の家族の方、放っておいてほしい家族の方…いろいろいるから難しい。
でも、そういう活動なんだろうな。
訪問してほしくない方の中にこそ訪問すべき方たちがいるのだろうし、訪問する必要のなさそうな方に訪問して嫌な思いはさせたくないし。
この見分けをするためには、まず訪問しなくてはならない。
それが最初のハードルであるんだろうな。
ほんとに待っている方と、訪問されるのはまったく迷惑だと思っている方の、極端な対象者がいる仕事をボランティアで行わなければならないのが民生委員だ。
経済的な余裕のない私のような者がしてよい仕事なのかどうかわからんが、フリーランサーになってからは、断らないことを信条にしてきたのでうっかり引き受けてしまった。
お金になろうがなるまいが、何事も“これは自分に与えられた仕事”と思ってベストを尽くすしかないな。
そうやって毎日を生きられたらそれでいいかな。
ということで、今日も研修報告会という研修に行ってきまーす。(2014-02-03)

我が家のリノベーション紹介の今日は最終回です。
昨日まではバリアフリー&コストダウン目線でしたが、今日は個人的にちょっとお気に入りの箇所を紹介します。
・夜中にトイレに行く時のために、寝室に入るドアの横の壁に常夜灯を付けたのですが、これがけっこうお気に入りです。夜中だけでなく、日が落ちた夕方から点けています。戸建ての外灯用のライトを選んだので、なんだか家の中にもひとつ入口があるような雰囲気が出るのがなんとなく好きなのです。 こちら
・カーテンを今回はどの窓にも付けずに、バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)やロールスクリーン、そしてシェードにしました。カーテンより印象が重たくなくてすっきり見えるのがメリットでしょうか。我が家は南側に窓が多いので、冬は日差しが強く入り、カーテンだと閉めるか開けるかしかなかったですが、ブラインドにしたおかげで、太陽の動きに伴いまぶしさを遮りながら明るさを取り入れることができるようになりました。お気に入りなのは寝室に選んだシェードです。外側を色味のものにして内側はレース生地という、カーテンとは逆にするのがちょっとおしゃれな感じで〜。写真ではよくわかりませんが…。 こちら
・物干しのあるベランダの出入り口の近くにランドリーバーを付けました。急に雨が降った時などに便利ですよ。 こちら
・キッチンは以前はシンク横に壁がありましたが、それを取り外してもらい、そこを腰高のちょっとしたカウンターにしてもらいました。これはプランをしているときにご近所の方から「キッチンとダイニングの間にちょっと置きできるカウンターがあると便利よ」とアドバイスしていただいたのがきっかけで、やってみたら大正解。こういう高さにちょっとした面があるのはとても使い勝手良いものだということを知りました。 こちら
・ということで、リビングからキッチンを臨んだ景色がお気に入りです。以前はリビングからキッチンに立っている人の顔が見えなかったのですが、壁をとったおかげで見えるようになり、解放感と共に空気の通りもよくなったように思うのです。 こちら
・最後は洗面ボールの紹介です。手前側が高く排水口に向かってなだらかな斜面になっている形です。これの何がお気に入りかと言うと、母が歯磨きなどをしているときにボールの外にこぼしたりしなくなったことです。前かがみにならなくても普通に立っているだけでちゃんと洗面ボールの中に落ちてくれる。ヤマハ(現トクラス)のアフェットというシリーズです。 こちら
以上で、次回からは通常のコラムに戻ります。(2014-01-31)

バリアフリー&コストダウン・アイデアの目線でのマンションリノベーション。
今日は、トイレ&洗面室、浴室の水廻りを紹介します。
・トイレを独立させずに洗面室とつなげて広いスペースを確保しました。父の介護で難儀したのがトイレ介護の際にトイレが狭いことでした。車椅子でも入室でき、トイレの横に人が入る空間ができました。但し、母と私の女同士二人生活なので洗面室<脱衣所>とトイレが同じスペースでも構わないという判断からできたこととも言えます。また、トイレを独立させないことでトイレ用の扉とクロス(壁紙)のコストダウンが図れます。 こちら
・トイレは従来、介護保険サービスで手すりをレンタル利用してました。そこで最初から手すり付きの既製品トイレを探してパナソニックのアラウーノを選びました。トイレの手すりはもうユニバーサルデザインのように思います。 こちら
・クッションフロアはキッチンと同じ滑りにくい材質のものです。サンプルを見た時はあまり惹かれなかったのですが、実際に敷いてみると明るくて案外GOOD!特に母が喜びました。 こちら
・洗面化粧台はシステムからミラーと上部収納を省いて洗面ボールと下部収納のみにしました。ミラーの奥に収納がついているタイプですと、ミラーを開けて物を取るという動作が高齢の母には案外危なっかしく、小物を落とす可能性があるのでやめたのですが、システムから省いたことでコストダウンも図れました。下部収納はキッチン同様母にも取りやすい引き出し型です。 こちら
・浴室に入る足元に存在していたまたぎをなくして段差解消しました。すぐに乾くという床は入浴中ぬれている時は大変滑り止め効果が高くて安全です。また、浴室は洗い場を広く出来たので、介助者が必要になった時にもう一人入れるスペースができました。 こちら
・扉は開き戸だったのを折戸にしました。 こちら
・浴槽は以前は置き型タイプだったので、母がまたぎ辛くなっていましたが、またぎやすい高さになりました。また、母のために手すりを付けましたが、付けてみると、私自身が浴槽に入るときにもちょっとつかめて安心感がありますね。浴室は高齢者にとっては危険な場所の一つなので、洗い場での動作(立ったり座ったり物を取ったり)や浴槽に入るなどの動線を想定してオプションや取付位置を選ぶとよいと思います。カタログ通りでなくても案外相談できる条件がありました。こちら
・蛇口とシャワーの切り替えが軽く押すだけのタッチ水栓はほんとに便利です。これもユニバーサルデザインだと思います。また、ユニットバスはミラーを省くことでコストダウンを図りました。 こちら
以上ですが、キッチンを含め水廻り設備製品の進化には驚きました。
なんと言うか、日本人はこの分野の製品開発に関してすごくこだわりがあるというか、快適さを求めるというか、感心いたします。
今日でバリアフリー&コストダウン目線でのマンションリノベーションの紹介を終わります。
次回は、個人的にちょっとお気に入りの部分をちょこっと紹介したく思っています。(2014-01-27)

バリアフリー&コストダウン・アイデアの目線でのマンションリノベーション。
今日はリビング&ダイニング(LD)とキッチンを紹介します。
・LD(12畳弱)と和室(6畳)をつなげるというよくあるパターンで和室との間の段差を解消しました。 こちら
・廊下からLDに入る扉は開き戸だったものを引き戸(ソフトクローズ機能)にしました。LDから廊下の様子や玄関の出入りが見えるよう透明な部分の大きいデザインを選びました。 こちら
・ニッチ本棚は造りつけ家具ではなく、シューズクロークと同じ方法
で板(可動板)を這わしコストダウンを図りました。ニッチ棚というのはとても便利ですね。思いのほか収納力があります。 こちら
・和室の押し入れだったところに長年使っていたダイニングテーブルをワークデスクとして置き、ワークスペースにしました。そのデスク上も同様に板を設けるだけの棚づくりでコストダウンを図りました。大きめのA4ファイルが入るように板のサイズを測り取り付けてもらいました。ひと目でファイルを探すことができるので助かっています。 こちら
・キッチン床のクッションフロアは滑りにくい材質のものを選びました。介護施設などでよく見かけるタイプですね。足を滑らそうとしても確かに止まります。 こちら
・キッチンはシステムキッチンなのですが、シンク側は上部の収納を省くことでコストダウンを図りました。母が届かないし、私自身も高い部分の収納は使いにくかったので。代わりにイケヤのツールをいくつか取り付けてもらいました。 こちら
・最近のシステムキッチンの下部収納の多くは引き出し型になってきました。以前の観音開きの扉を母はかなり前から開けなくなってましたが、引き出しになって母も取り出すことができるようになりました。 こちら
・背面のカップボードも母が開けやすいことを条件に考え、下部収納は全部引き出し、上部収納は開けられる高さの引き戸タイプのものを組み合わせました。既成の食器棚も検討したのですが収納力を考えるとどうしても高さがある家具になってしまうので、転倒防止を考え取り付け型のシステムキッチンにしました。 こちら
次回は洗面室&トイレ、浴室と水回りを紹介予定です。(2014-01-27)

バリアフリー&コストダウン・アイデアの目線でのマンションリノベーション。
今日は洋室(寝室)を紹介します。
・洋室は、隣り合った二部屋を一部屋にしました。(写真左のベットの足のほうあたりが以前壁のあった位置)これによって生まれた空間は予想以上で、広い寝室は気持ち的にゆったりできて個人的には好きです。部屋の数を少なくするのはクロスの面積と扉の数が減ることになるので、コストダウンも図れます。 こちら
・居室の扉は以前は開き戸だったので、カーペットの場合は廊下と居室の境に必ず見切り板がありました。見切り板は段差と言うほどには思われないかもしれませんが、躓きの元になる可能性はありますし、車いすを使うとガタンとし、何しろ見切り板が傷つきます。そこで、バリアフリー対象の上吊り引き戸にしたところ、廊下と居室の間に見切り板を付けずに済み、完全なバリアフリーになりました。 こちら
・その引き戸は、パナソニックのリビエシリーズです(但し、我が家のは2013年11月末に生産終了のすらっと引き戸です)。「静かに開閉するソフトクローズ機構」がついているので、開け閉めの力を要せず、また、ふすまや従来の引き戸を締める時にするバタンといった音が出ません。 こちら
・居室引き戸の取っ手はバーに変更。これは高齢者のみならず誰にでも便利なユニバーサルデザインと思います。 こちら
・クローゼットの扉も三連の引き戸にしました。三連ならば開口が広くとれ、扉が出ないことは高齢者にとっては安全かと感じます。 こちら
次回はリビング・ダイニングを紹介予定です。(2014-01-20)

父の介護の経験から不便だったことや感じたことを生かし、高齢の母が安心して暮らせることと、自分自身が今後高齢になってもこの家で暮らし続けられることを目的に、我が家(マンション)を昨年秋、リニューアルしました。
まだ片付いてはおりませんが、おかげさまで毎日快適な暮らしを送っています。
マンションにおける住宅改修の何かご参考になればと思い、リニューアルの実施内容を、バリアフリー&コストダウン・アイデアの目線で紹介したく思います。
バリアフリーとは、段差を解消することだけではなく、高齢者や障がいを持つ方が安心して住みやすい環境ととらえています。
ということで、我が家の今回のリニューアル・コンセプトは次の通りでした。
1.父の介護で車いすを使用した経験から、建具と壁の角を傷つけない広さ(スペースづくり)を確保し、且つ段差を完全に解消する。
3.開き戸を引き戸にする。
4.床材は滑りにくい材質の物を選ぶ。
5.予算内で実施できるようコストダウンを図れる部分は細かく検討する。
まず今日は玄関と廊下をご紹介します。
・玄関は、靴箱を取り払って土間の横幅を広くし、廊下の一部をカットして奥行きも広げました。 こちら
・タイルは滑りにくい素材のものを選び、1枚を大きくすることでコストを抑えました。 こちら
・シューズクロークは造りつけずに棚を設けるだけにし、扉も付けるのをやめてロールスクリーンにすることでコストを抑えました。これによって母が靴を安易にとれるようにもなりました。 こちら
・廊下は、物入れの奥行き寸法分をひっこめることによって幅を広くしました。また、床材はもともとカーペットでしたが、リニューアル後もカーペットにすることでフローリングよりも滑りにくい素材のまま暖かく、コストも抑えることができます。 こちら
次回は寝室を紹介予定です。(2014-01-17)

朝、親類の叔母さんから電話があった。
正月2日に外出中、転んで、腰を打ったらしい。
幸い骨折や骨にひびなどはなかったが、痛みが消えず、つえを使わなければ歩けないという。
医者からは、痛みはもうひかないかもしれないと言われたらしく、落ち込んでいる。
主婦なので、まず買い物が厄介なことになっているらしい。
ご主人が少し手伝ってくれるそうだが、本人にすれば、とにかく生活が一変した印象のようで、それが気持ちに響いている。
こんな時、離れて暮らす子供家族にできることは、まず困っている事柄を把握すること。
そして、親が近所の人たちと親しくしている場合は、あいさつに伺い、自分の連絡先を伝えたり、何かお願いできることがありそうならお願いしてみよう。
それから、親の住む地域の地域包括支援センターに行って、親の家に一度訪問してもらうといい。
介護保険サービスを受けなくても、簡単なことなら頼めるサービスが官民各種(シルバーサービス的なものから各種ボランティア及び福祉事業等)あるので、それらも地域包括支援センターに聞いてみよう。
離れていても、家族にしっかり連絡がつき、話し合いに十分応じるとわかれば、支援の輪は出来ます。
直接手助け出来なくても、調べたり、相談したりすることも、とても大切な介護だと思うので。(2014-01-15)

Eテレ「ハートネットTV」の再放送で認知症ケアに関する“オランダからの報告”の回を見た。→こちら
内容はズバリ家族支援(介護者支援)。
とっても共感を覚えた。
で、考えた。
介護を経験した人、ボランティアで何か地域の役に立ちたい人、得意なことがある人など、地域の資源を敷居高くなく、組織に入ることなく、自然体で無理のない範囲で活用する方法はないだろうかと。
例えば、仕事しながら介護しているシングル介護の方には要介護者の食事作りがとても負担になる。
そこで、介護サービスではなくて近所の料理が得意な方のボランティアの力を個人的に借りるのだ。
必要なのはその橋渡しをするコーディネイターの存在。
ケアマネジャーの仕事ではないし、介護サービス事業者の仕事でもない。
地域の誰かができるかもしれないことのように思った。
家族(介護者)支援コーディネイター。
考えてみよう。(2014-01-09)

新年初コラムです。
お正月は、兄の家族4人が三日に来た以外は、母と二人、平常と変わらない毎日でした。
おせちやお雑煮を食べ、頂いた年賀状を見ているくらいが、ほんのわずかお正月気分と言ったところです。
母は今月から要支援1→要支援2になりまして、やはり客観的にもそうなんだろうなと思いつつ、介護サービスの要支援はひと月いくらという勘定をするサービスが多いので、同じサービスを受けながらも自己負担額が高くなるわと、母は少々不満げです。
しかし、白内障手術入院をはじめ医療費の自己負担額が安いことには恐縮しているようです。
ところで、リフォーム後の片付けが一向に進まず、年末にやっとダンボールを全部開けたものの、これでは仕事にならないと思い、キッチン廻りよりも先にデスク周りの調えに着手しています。
民生委員の資料も読まなければいけないし、マンション理事会の書類も整理したいし、介護手帳の搬入をしなければならないし、なんといっても今年の仕事の計画を立てなければ…あ、仮住まい期間の経理を全くしていない!来月は確定申告?!・・・新年早々、相変わらず要領悪い毎日を送っています。
今年もどうかよろしくお願い申し上げます。(2014-01-06)

母は、今度は右目の白内障手術のため、今朝入院した。
先週の左目の繰り返しのようなものなので、特に不安はなかったのだが、思わぬ落とし穴があった。
病室に着いて早速、薬剤師から今回の手術(右目)用の点眼の予定表をもらう。
その場ではよく理解しているような母だったから「今のは右目のことね。でも今、毎日している左目の点眼も続けるのよ」と私が言うと、母はなんだかきょとんとしている。
どうやら頭の中はもう右目のことでいっぱいで、左目のことが出て行ったみたいな様子なのだ。
右目の点眼の予定に左目の点眼の予定を組み込まないといけないので、念のために母にこれから何時にどちらの目に点眼していくのかを確認してみたら、すごくいい加減な答えが返ってきて焦る。
退院後は両目一緒に点眼すればいいから問題ないんだけど、手術前日の今日と手術日の明日の点眼は、右目と左目それぞれさす時間と種類が違う。
何度確認してもダメなので、思わず「なんでわからないの?」と強い口調で言ってしまった・・・。
看護師も左目は既に自分でできていると思っているからそのことに触れないので「右目の点眼が加わったことで左目の点眼が忘れそうみたいなので、すみませんがそれぞれの点眼のたびに、見守っていただけますか?」とお願いしてきた。
ああ、なんか母のボケが出てきているのかもしれないとショック。
強く言ってはいけないとわかっているんだけど、ボケてないことを確認したくて強く言ってしまう。
認知症になっているとはっきりわかっていれば優しくできるんだけど・・・いや、今こそ優しく言わないとほんとは悪影響になることはわかっているんだけど・・・それがとても難しい。
白内障の入院で認知症の心配をするという想定外の出来事に、複雑な気分で家に帰ってきました。(2013-12-18)

将来の母や私のことを考えてバリアフリーにしたことに加え、自分自身の改修プランを最大限に生かしてリフォームした我が家は快適でないはずがない。
でもね、暮らし始めてから思いもよらぬ不安に駆られてきたのです。
それは、母がいつか先に亡くなり、私一人になったら、快適なだけにこれはうんと淋しいだろうなあと。
どんな介護状態になってもいいから、少しでも母には長くここで暮らしてもらわなければ困ると本気で思いました。
ところで、そのリフォームですが、様々な理由により当初のプラン通りにならず変更した事柄がいくつかあるんだけど、その時は仕方がないかなあと思ったことが案外、変更されてむしろ良かった!ということもあって、自分の中だけのこだわりやかたくなさもいけないものだなと思った次第です。
具体的には、玄関のタイルと水廻りのクッションフロアをより滑りにくい素材に変更したために、色やデザインが限定されてもうひとつかな?と思ったんだけど、出来上がってみたら母がこの方がいいと喜んでくれたり、発注違いの洗面台の壁面タイルの色がかえってよくてラッキーだったり、常夜灯のつもりで付けた寝室前の照明が日暮れの時間からずっと効果的に使えてたりと、予定外に良いことがあると嬉しいものです。
ツイッターのほうでそのあたりも追って写真をあげていきますので、よかったらご覧くださいね。(2013-12-16)

リフォーム後の我が家は快適!なはずなんだけど、それは荷物がきれいに片付いていることが前提のお話。
片付いていない場合は、仮住まいのような日常で(キッチンでまともに料理ができないとか)快適なはずの環境を楽しめないというストレス中です。
片付けが進まないのは他にすることがあるということもあるんだけど、どうやら昔の自分と違い、テレビの配線やら、新しい設備機器の取扱説明書を読むことやらに、なぜか力が湧かないのだ。
加えてリフォーム前にしていたことも忘れがちになっているし、どうも物事が面倒な気分。
リフォームした我が家というのは、新しい環境なので、慣れるまで緊張するし。
そう考えると、高齢の母はどうなんだろう?と想像して以前と同じように母ができないことを責めてはいけないと思いつつ、実際には母にきつく言ってしまう時があり、自己嫌悪の毎日。
父の介護を一緒にしていた頃よりも色々なことについて母をあてにできないという現実が、私のイライラに繋がっているんだなあとも思う。
とにかく早く荷物を片付けて、平常の毎日を取り戻すことが重要だ。(2013-12-13)

昨日、仮住まいから無事に引越しを済ませ、リフォームした家での生活が始まりました。
リフォームに関するビフォア―・アフターを紹介したいのですが、このサイトへのアップは時間がかかりそうなので、随時、ツイッターのほうに写真などあげていきたいと思っています。
そちらで見ていただけると幸いです。
現在、段ボールに囲まれ、これを片付けなきゃならないかと思うと、正直途方に暮れていまして・・・。
搬出準備の頃は、物の処分や荷造りのほうが大変だろうと思っていたんですけど、段ボール開けの作業のほうが今は大変な気分。
どこにどうしまうかをちょっと考えても頭が回らずまったく進まないのです。
そのうえ、今日は母が白内障の手術のために入院し、明後日に退院したらまた来週にもう片方の手術のために入退院があり、付き添うのに時間をとられるし。
そのまた上に、今月からなんと民生委員になってしまい、前任者との引き継ぎ日程さえ延期させてもらっている状況で、これから仕事に腰を据えて稼いでいかねばらないというのに、自分はほんとに大丈夫なのだろうか?と弱気が起こり始めています。
先日、初めての膀胱炎を経験した後は、喉の炎症が2週間ばかり治らないという(病院に入ってます)状態で、なんだかメンタルがちょっと整っていない今日この頃。
せめてサッカーJリーグで横浜F・マリノスが優勝していれば!元気を回復できたのにぃ〜、ここ3日間はため息ばかりで(ああ、悔しい〜!)
そんなそんな毎日ですが、コラムを再開させていただきたく(のわりに、いきなりネガティブな内容ですみません)これからもどうかよろしくお願い申し上げます。(2013-12-09)

家族委員として参加させていただいている小規模多機能型の運営推進会議。
先日のテーマは、利用者及びそのご家族がスタッフに不満や要望を言いやすいかどうかというお話。
施設のスタッフはいつも忙しそうなので利用者がなかなか声掛けしにくい雰囲気があるのではないか、お一人お一人の不満や要望をどうやって細かく把握していくか、というような課題について話し合った。
たとえスタッフが「何でも言ってくださいね」と声掛けしたとしても、果たして言うかどうかという意見も出た。
家族は不満を言って本人が損しては困るという気持をもっていたり、こんな小さな要求を言うのは我儘だろうと本人が判断してしまったりすることがあるのではないかという意見もあった。
そこで一つの解決案として出たのが、第三者の存在。
本人はもちろんなんだけど、家族の本音や不安・要望はクッション的な存在相手のほうが言いやすいのではないかという考えで、オンブズマンのようなものがあれば、利用者やそのご家族の本音を救い上げられるのではないかと。
そして、その役割は福祉や介護の専門家より家族介護経験のあるような人がいいねと、介護施設を運営している方々が言うのです。
どうだろうか。
一応そのあたりのご協力を私自身ができるかどうかを含めて今後、検討していくことになったんだけど、慎重に進めたいと思います。(2013-10-28)

家のリフォームをすることは、父の介護中から考えていました。
父が床と壁をうんと汚してくれたうえに、車いすになってからは建具が傷だらけになったためです。
介護生活をしながら母とは少しでもリフォーム費用を作ろうと節約生活を意識して生活し、父の一周忌が終わって今年に入ってからいよいよリフォーム計画に着手しました。
始めは床とクロスを張り替えるだけのリフレッシュ工事をしようと思ってましたが、築20年近く経ったマンションなので、この際水廻りも同時に交換したほうがよいだろうということになりました。
ただ、そうすると費用が結構掛かるので、同じお金をかけるならば、ただ新しくするリフォームではなく、介護経験を踏まえてバリアフリーを意識した設計にしようと思うようになりました。
このような間取りも変更するのはリフォームではなくリノベーションと言うらしいです。
女性プランナーがいることと、バリアフリーに強いことを条件に、5社のリフォーム会社に見積りとファーストプランを依頼し、フラットな感じで会話ができる女性建築家の方に設計と施工を依頼しました。
リノベーションの内容としては、3LDKの間取りを1LDKにし、バリアフリーを実施する計画です。
バリアフリーの内容としては、まずは段差を全部解消すること。
和室をなくすのも段差解消の一つですが、例えばキッチンとダイニングの間にある見切り板もなくします。
また、マンションの廊下は狭いので、車いすが通っても建具を傷つけないくらいの幅に広げます。
トイレもこれまでは狭くて介護時に最も苦労したスペースなので、洗面室とトイレを一緒にしちゃいます。
これでもし将来トイレ介助が必要になっても、介助者が十分入れるスペースを確保しました。
つまり、どこもかしこも車いすが通ることを前提に細かく測り、全体的にスペースを広げることを意識しました。
また、現在母のために福祉用具のトイレ用手すりをレンタルしていたのですが、便器に手すりがついているタイプのパナソニックのアラウーノを選びました。
扉類は現行はすべてが開き戸タイプなので、これを全部引戸に換えます。
引き戸の取っ手もバータイプに変更して母がしっかり握れるものを選びました。
手すりを付ける予定の部分に下地を入れてもらい、リノベーション終了後に介護保険を利用して玄関や廊下に手すりを付ける予定です。
さて、浴室(ユニットバス)選びは一番悩みました。
その話はまた次回に。(2013-10-11)

リフォームするために物の搬出をすべて終え、仮住まいの仕事環境も整い、ようやく平常な生活に戻りました。
とはいえ、仮住まいの部屋は狭く、段差もあり、母には少々無理を強いる状態なので、これがまた新たな心配の種に…。
2カ月に及ぶ仮住まい生活の間、私は長物の仕事を引き受けたので仕事漬けの毎日になりそうなんですが、ここではBSが映らないから韓ドラが見られない母は毎日をどう過ごすか?!検討中です。
慣れない所で一人散歩に出すのも不安だし、リハビリやマッサージも休むというので、どうやって体を動かすかが課題です。
家具付きのウィークリーマンションを仮住まいに選んだけど、普段使いなれている椅子をもってきてそこに座れる方が母にはよかったのかな?と思ったり〜そんなことも含めて今回のリフォームにまつわる備忘録のようなコラムをしばらく書きたいなと考えています。
高齢の母のため、そして将来の自分のため、父の介護を経験して感じたことをもとに、バリアフリーはもとより介護しやすい家を目指しました。
そんな改修内容を中心に、リフォーム前の処分のこととかもいろいろ書いてみますね。
ということで、本日は前ふりだけ〜。(2013-10-08)

来月からのリフォームに向け、色々な準備に追われる毎日を送っています。
2カ月弱の期間、母と私は近くのウィークリーマンションに住む予定ですが、母が別の場所で生活するということを想像すると、私はちょっと心配な心境に。
私自身はこの時期、二つの仕事を抱えながら、2,3日に1回は郵便物を取りに行ったり、管理人に確認したりと、リフォーム中のマンションに行く予定で、けっこうバタバタしそうな気配。
一方、母はこの間、通所リハビリは休み、マッサージも通えるかどうかで、慣れない狭い部屋で近所の様子もわからないし、どんな生活になるだろうかと。
最近は、10分以上歩くと脚(膝)が痛くなり、動きに不安要素が多くなっている母にはリハビリやマッサージは欠かせないんだけど、タクシーで行ったら?と言っても、もったいないからと絶対に拒否。
高齢者の環境変更は思いのほか不安材料があるものです。
だから、未だ仮設住宅での生活を強いられている高齢者の方々の大変さをとても思います。
元来、両立が下手な私は、高齢の母を抱えながら仕事をしつつリフォームを進めることが今、ストレスになっている。
楽しいはずのリフォーム計画もなんだか乗り越えなければならない壁のような感じの今日この頃です〜。(2013-09-13)

連日片付けばかりしているわけだが、捨てる、捨てない、に関しては、母との価値観の違いに驚く。
「この天声人語のノートはもう捨ててもいいわよね」と母が言う。
父が亡くなって、しばらくしてから毎日母が書き写し続けているノートである。
最近のものだし、今でも書き続けているわけだし、成果が目に見えるんだから(これだけ書いてきたんだ!という気持になるでしょ)今はまだ置いておくだろう!と私は思うのだが、母にしてみれば「書くことに意味があるのであって、残す必要はない」というのだ。
もったいないという分野のものではないかもしれないけれども、書いてすぐに捨てるものでもないだろう?と私は考えるのだが、どうなんだろう。
結局「もう少しは置いておこうよ」と私が言って段ボール箱に入れさせた。
一方、賞味期限が過ぎた飲料水を「私が飲むから」と母は処分させてくれない。
いやはや…。
というわけで、お互いストレスがたまる今日この頃である。(2013-09-04)

現在、家のリフォーム(マンション)を進めているためにコラムのアップが滞りがちになっております。申し訳ございません。
母の自立支援を考え、父の介護で汚れた部屋でもあるため、細かい部分もバリアフリー対応になるようなリフォームに取り掛かっています。
それにしても、5年前に父を介護するということからいろいろな準備をしたときに比べると、なぜか今回のほうがしんどいのです。
あの時は、自分の住んでいるマンションの売却やら、成年後見の申請やら、病院の見舞いやら、実家の片付けやら、介護保険サービスの検討やら、仕事を休むための整理やらを並行して行っていたので、てんてこ舞いだったはずなのに、今回のリフォームのほうが精神的にきついのです。
なぜだろうかと考えました。
どうやら母が5年前に比べると、動けない、考え(られ)ないからではないかと。
あのころは、母と一緒に父を支えることを考えられたから、精神的に頑張れたんだけど、今回は、母を背負って自分ひとりでやっている感が強く、そのしんどさがあるみたいです。
シングル介護の方のつらさが少しだけだけどわかる気がしました。
とにもかくにも、家の中がきれいになってリフォームしてよかったね〜となることだけを夢見て、もうしばらくがんばります!(2013-09-02)

発売1年近く経ってようやく知人や友人らに「介護する人のための手帳」を献本し始めています。
30代〜70代までのいろいろな世代の方たちがいるのですが、幾人かからいただいたお返事を見ると、現在介護をされている方、かつて介護経験のある方、そろそろ親の介護を心配されている方、そしてご自分の老後生活に不安を抱えている方など、介護は誰の生活にもかかわってくる事柄なんだなということを改めて感じています。
その中でも離れて暮らしている親のことが心配というケースについて考えさせられました。
電話だけではわからないのが高齢者の生活です。
介護(支援)認定を受ける状態であるかどうかの判断も電話ではつきません。
やはり、頻繁なコミュニケーションが最も重要なのでしょう。
でもそれが難しいのが離れて暮らしているという状況なんですよね。
自立されている元気なご両親二人暮らしの場合は、1〜3カ月ごとに訪問されたり、コミュニケーションをとられたりする感じでよいでしょうか。
しかし、どちらかが要介護(支援)認定を受けたら、片方の介護(介助)されている親の精神的負担を和らげるためにも、週1回程度のコミュニケーション手段は作ってほしいと思います。
例えば、高齢者は感染症にかかりやすいですし、風邪で1週間床についただけで歩けなくなったり、転倒しやすくなったりしますので、そうすると突然、通常の生活ができなってしまうため、共倒れが心配なのです。
両親の共倒れは子供にとって最も負担が増す事態となりますので、注意が必要です。
自立されている元気な一人暮らしの親の場合は、本人からの情報だけでなく、平素から親を客観的に見守ってくださる人を見つけて、その方からの情報もさりげなく得るようにしたいですね。
そして要介護(支援)認定を受けている一人暮らしの親の場合は、見守りに高い密度が必要です。
介護サービスと近所力に頼って、本人が毎日誰かと話す、会うという生活ができるよう、子供の立場からコーディネイトできるとよいですね。
離れて暮らす親の介護には、介護力よりもコミュニケーション力だと私は考えます。
それは、親とのコミュニケーション力だけでなく、親を見守ってくれる方たちとのコミュニケーション力が必要になってくるからです。
だから、親の介護ってけっこう自分の社会力が試される大人の試験のようなもの?と感じることもあるんです。(2013-08-19)

正月休み前の昨年末に書いた内容とほぼ同じことを、お盆休みの前にまた書きたいと思います。
お盆の為に帰省して、久々に親に会われる方も多いでしょう。
その時に、親の様子がちょっと気になるというご経験をされる方もいるかもしれません。
持病の悪化も心配ですが、認知症の疑いを感じて不安になる方もおられることと思います。
そこで、そろそろ介護のことを調べたり、介護準備を考えたりしなければ、と思われたら、ぜひ「介護する人のための手帳」をお求めいただきたいと願うのですが(笑)、私がひとつ思っていることをお伝えしたいです。
よく「親が元気なうちに話し合いをしておきましょう」と言うようなことを介護関連の特集記事で見受けますが、私はこれって案外現実的でない気がしているんですね。
親が元気なうちに言っていることと、実際に病気になって不安になり思うこととは、同じであるという保証がないからです。
親も元気な時にああ言ってしまった手前、いざとなった時は我慢し、本音を隠してしまう気丈な方も多くおられることでしょう。
病気はなってみないと、どういう気持になるかわからないものです。
ましてや認知症になった時の不安は、元気な頃には想像つかないものだと思います。
だから私がいつも思うのは「その時に考えればいい」と言うことなんです。
但し、一つだけ親のほうにお願いしたいことがあります。
ご自分の“情報”(持病や病歴、財産目録、大切な人間関係)を元気なうちに、どこかにまとめておいて、家族の誰かにはわかるようにしておいてほしいと言うことです。(これにも「介護する人のための手帳」が役立ちます!)
それさえしておいてもらえれば、いざ病気になったり、認知症の気配があったりしたときに、症状や症状に合わせて暮らし方を一つ一つ考えていくことができます。
もちろん介護については色々なご意見があると思いますし、元気なうちにやはり意思を伝えておくべきと言う意見の方も多いでしょう。
それでも私は「その時に考えればいい。そのかわり親がその時になったら逃げないで、出来うる限りのことをしてあげる、考える」と言うスタンスがあればいいと思います。(2013-08-09)

抗生物質が効いたのか、母の状態は昨日からよくなり、発熱も体の痛みも引きました。
このまま平常に戻ることを願うばかりです。
しかし、1週間外に出てないので、つまり歩いていないので、家の中でもつかまり歩きするようになってしまい、ちょっと心配です。
高齢者は少しのきっかけでいきなり動けなくなったり、歩けなくなったりするので、用心が肝心です。
昨晩、私は約束があり、外出していました。
帰宅が遅くなったので、家に電話をかけてみたら、話し中。
そこから何度かけても話し中・・・。
胸騒ぎはしませんでしたが、イライラ&若干の不安感が始まりました。
スマホとの相性が悪いのかと思い?!電車の中から兄にメールをして、家にかけてみてほしいと頼みました。
すると、すぐに兄から電話がかかり(車中なんだけど緊急なので申し訳ないと小さな声で電話に出たら)「話し中だね」とのこと。
既に1時間余り話し中なので、さすがに焦ってきて、今度はマンションのお隣さんにメールをし「すみませんが様子を見に行ってほしい」と頼みました。
でも、なかなか返事が来ないので、またまた焦ってきたんだけど、お隣さんはちょうど入浴中だったらしく、しばらくしてから「今から見てきますね」とお返事が。
夜分にほんと、申し訳ない。
そうこうするうちに、乗換駅に着いたので、お隣さんに電話をかけたら「お母さん、お元気でしたよ、玄関口まで出られましたし」と言っていただき、やっとこさほっとしたのでありました。
すぐに兄に報告。
高齢者の同居するというのは、こういう毎日でありまして、みんな、頑張ろうね!
あ、帰宅してから発覚したのは、夕方一度私が電話した時に話した後、母は子機を切り忘れ、テーブルの上に置いたままだったことが原因でした〜。
とにもかくにも、ご近所力に感謝です。(2013-08-02)

今週頭から母が突然の高熱を出し、現在も心配中ですが、ツイッターでふとつぶやくと、情報やお見舞いの言葉を頂戴し、とてもうれしく思います。
少し具体的なことを書くと、こうしたらどうかとか、知識や対処方法を伺えて、ツイッターの威力を感じ入ります。
そう言うのをきちんとまとめて役立つ発信力ができる方がいたら、とてもいいと思います。
介護経験者だからこその知恵と情報力、どなたかぜひ発揮されてくださいませ♪(2013-07-31)

カード会社からのメルマガで、こんなサービスが始まっていることを知った。
「JCB HOMEサポートクラブ」→こちら
家具移動や電球交換などの住まいサービス、掃除、買い物、布団干しなどの家事代行サービス、見守り・緊急通報などの生活支援サービス、そして健康・介護相談やメンタルケアの相談などの各種相談サービスなど、幅広く要望に合ったサービスを提供する専門会社を、JCBが紹介・手配するというもの。
会費月額280円で、各種専門会社のサービスを一部優待価格で利用できる。
そこで、カード本会員の子供が契約し、離れて暮らす親にサービスが提供できるかを問い合わせてみた。
はっきりとした返事をもらえなかったのは、このサービスはあくまでもカード本会員に提供するサービスだからということ。
但し、カード会社は専門会社を紹介・手配してくれるまでなので、紹介された専門会社に、ここへサービスに行ってほしいと、相談することは可能なようだ。
介護保険サービスにおける家事支援サービスは内容が絞られているし、介護認定されていない高齢者の場合は、電球交換や家具移動などはシルバー人材センターや便利屋さんを利用するケースが多いかと思います。
そこで、幅広いサービス内容を一括してカード会社に各専門会社を紹介・手配してもらえるのはやはり便利かなと。
離れて暮らす親の生活や日常が心配という方は多いと思いますので、こんなサービスが役立ったらいいなと思います。(2013-07-18)

我が家リフォーム計画が進んでいますが、一つ何か懸念材料が出ると、ちょっとしたストレスになるといった感じで、いまひとつ調子が出ない今日この頃です。
高齢の母がこのまま自宅で安全に暮らすために、置き式の浴槽を変えたり、浴室の扉を折戸にしたり、段差を解消したり、玄関や廊下に手すりを付けたりしたいと思っています。
そこで、住宅改修の支援についてケアマネさん(包括支援センター)や高齢者住環境研究所の方、そして区役所に相談しに行き、色々とわかってきたところです。
住宅改修についての補助サービスには、介護保険が使えるものと、自治体が行っている高齢者自立支援住宅改修給付等が知られていますが、このたび区役所の介護保険窓口で教えてもらったのが、東京ライフサポート推進事業。→こちら
うちは今回、リフォーム会社を先に決めたので、この支援は使えないと思うんだけれども、これは国(国土交通省)の支援事業で、出入り口や通路を大きくしたい、階段を緩くしたい、浴室を改良したい、段差を解消したい、和式トイレを様式に変えたい、エレベーターを設置したい、車いす対応の洗面台にしたいなど、自宅のバリアフリーリフォームをする際に、工事にかかった費用の最大二分の一上限200万円まで補助してくれるというものです。
東京都内の対象地域のほか、ホームページを見ると、奈良県と京都府にも同事業はあるようです。
ケアダイアリーでは、このような知らなきゃ損!の高齢者支援事業を、一度きちんとまとめたいなぁと思っています。
我が家のリフォームが無事終了しましたら、色々と取り組みたいと思っていますので、しばらくお待ちくださいね。(2013-07-05)