ケアダイアリー介護する人のための手帳
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500字のつぶやき バックナンバー【2013年6月】

赤文字のコラムは〈介護する人のための手帳〉各ページの使い方を紹介しています。ぜひご参考ください。


本日は、2カ月に一度の小規模多機能居宅介護の運営推進会議。
事例報告の一つに高齢者に多い圧迫骨折。
入院してもこれ以上治療はなしとなると、早めに退院させられる。
その後、自宅に戻るけれども、寝ていれば治るが寝ていると動けなくなる、というジレンマが起こり、再び骨折してしまうか、もしくは動けなくなるケースが多い。
そして、入退院を繰り返す。
手術するケースもあるが、どちらにしても、その後にリハビリが欠かせない。
つまり、退院後に安全な環境で無理なく動けるようにするケアが必要。
そこで、小規模多機能の場合、お泊りができるので、退院後しばらく預かるが、自宅にいつ戻すかのタイミングが難しいという。
在宅介護をされている皆さんも、このような入院や老健に入所→自宅に戻すという判断の難しさを多く体験されているのではないでしょうか。
で、今日の会議で一つおもしろい事例が。
朝晩は小規模多機能にいて、泊まって、日中は自宅に戻るという、通常とは逆のパターンをしたご利用者さんが次第に自立が進み、介護度が下がったという。
これってきっとご本人にとってね、新鮮だったんじゃないかなぁと想像した。
自宅にいる時は、自分の好きなテレビを見たり少し動いたりしてね、夜は施設に戻ってご飯が食べられ、スタッフがいる中で安心して寝ることができる。
日中自宅に戻ることを楽しみにできるよね。
こういう一人一人に沿ってきめ細かくサポートできるのが小規模多機能のよさだろうけれども、スタッフはほんとに大変そうです〜。(2013-06-28)

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前回のコラムの浴槽についての続きです〜。
メーカーから詳細な見積書が届いたので、セットの中身を吟味しながらカタログをよ〜く見ていたら、今回提案されている浴槽とは別の形の浴槽が、他のシリーズにあることを発見! 浴槽のキャプションには「ユニバーサルデザイン」の文字が〜。
あるんじゃん!こういう浴槽…。
と思ったとたん、ショールームで母があれほど難儀しているのを見ていたらさ、あちらから「こういう浴槽もありますよ」と言ってくださってもよさそうなものだと・・・。
けれども同時に、介護を経験したから気づくことを、高齢者と普段縁のない人に要求するのは難しいのかもしれないとも思いました。
要介護者になれば介護サービスを基本に考えますが、一般の高齢者や要支援くらいの場合は、一般商品を多く検討します。
しかし、これほど高齢社会になってきたのですから、住宅関係商品には高齢者に優しいか、高齢者が使えるかを優先的に考えた商品開発をもう一般商品にするとか(中高年の現役世代もすぐに高齢者になるのだしね)、高齢のお客様がご家族にいるとわかったら、そのあたりをよく勉強されている担当者を必ず付けるようにするとかね、各企業の戦略として徹底してもよいのではないかと考えます。(2013-06-24)

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一昨日はユニットバスを見るため、設計者と母と3人でTOTOショールームへ行きました。
最近の浴槽は、またぐ高さが低くなっていて、高齢者にも優しい印象なのですが、うちの母の場合は、この最新型はいろいろと不安です。
まず、洗い場の床の高さと浴槽の床の高さが違うので、入る際にやや不安定になります。
でもこれは慣れるかな?
ただ、浴槽から立ち上がるときが問題。
母は、右足のひざが曲がらないので、現在の据え置き型では浴槽の両ふちに両腕の肘を置き、左足のひざを曲げて上半身を起こしていますが、新しいタイプの浴槽だとふちの厚さが薄いので、肘を乗せきれないんですね。
実際、母はショールームで浴槽に入ったわいいが、立ち上がれなくなった! 私が久しぶりに抱きかかえ介助をして何とか立ち上がらせることができたけれども、これって経験のたまものだわ〜、と思いましたぁ。(笑)
しかし、母は父よりも重い!? お母さん、頼むよ〜、って感じです。
ということで、手すりのつけ方や浴槽のセレクトなど、お風呂に関してはまだまだ詰めなくてはならない課題があるなあと。
金曜日にケアマネさんが来られるからよく相談してみることに。
ちなみに、サイト「介護支援ページ」のこちらのページは参考になっています。(2013-06-19)

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「介護する人のための手帳」は、紀伊國屋書店様での扱いが終了しております。
Amazonでは引き続きお買い求めいただけますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
「介護する人のための手帳」は、家族の介護をされている方が使用することをイメージした“家族のための介護手帳”です。
在宅介護のみならず、施設や病院に大切なご家族を預けている方々にも使っていただけます。
この手帳の大きな目的は、介護される人の情報と記録を、この1冊に一元化することです。
そして、ご本人及び介護に携わるご家族、介護サービスの方々、医療の方々すべてが、フラットな目線になれるためのツールとして、お使いいただければと望んでいます。
人は常に、誰かを助け、そして助けられて生きています。
介護と言うのは、その究極の“お互い様”の世界だと私は思っています。
いつ、なんどき、誰もがどういう立場にもなり得るのが介護です。
誰にとっても他人事でなく、どちらの立場にもなるもの。
だから、フラットの目線が大切です。
フラットになるためには、介護を必要とする人の情報や記録が重要と考えます。
で、この手帳を作りました。
活用いただけたら嬉しいです。(2013-06-14)

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リフォームするにあたって新しくなるシステムキッチンに食洗機を付けるかどうか迷っている。
母と二人暮らし。
来客もあまりないし、洗い物もそれほど多くない。
朝と昼の洗い物は母が、夕食後の洗い物と片付けは私がすることになっている。
でもね、母の食器の洗い方が最近、いい加減になってきた。
そこで思い出したのは今から25年前、当時78歳だった父方の祖母、つまり母の義母を東京に呼び寄せ同居が始まった頃、義母が洗い物をしてくれるのはよいが、洗ったはずの食器がまだ汚れていて二度洗いだわ〜、と母がこぼしていたことである。
歴史は繰り返すのね。
私も長生きしたら、洗ったつもりの食器にごはん粒がまだ付いていたりするんだろうなぁ。
で、二度洗いするよりは食洗機!と思った私はダメダメでしょうか〜?(2013-06-12)

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久々のコラムになってしまいすみません。
昨日、ヴァイオリニストの五嶋みどりさんが主宰する認定NPO法人「ミュージック・シェアリング」の第6回活動報告コンサートに行ってきました。
みどりさんがこの活動を始めてから20年が経ち、子供たちに本物の生の音楽を届ける趣旨のもと、今では3つの素晴らしいプログラムを柱に活動が広がっています。
ご興味ある方はこちら→http://www.musicsharing.jp/のHPをご覧いただくとして、私が惹かれたのはその理念に書かれている<付記>の文章でした。(このページの真ん中あたりに書かれています)
「音楽の本質」について考え抜かれた言葉が記されており、みどりさんの音楽に対する姿勢がよく表れているように思います。
そして、とても共感します。
昨年のバングラディシュで行われた活動報告が中心の内容でしたが、バングラディシュの子供たちの反応について聞かれ、みどりさんは「クラシックだからこう、というのではなく“音”に反応するのです」とおっしゃいました。
それを聞いて私はふと、晩年のうちの父の音に対する反応を思い出しました。
音楽療法というものがありますね。
これは私の個人的な意見ですが、認知症や失語症になると、かつてその人がもっていた音楽の知識の認識も失われることがあり、その場合、音に対する反応が人間本来の自然なものになるのではないかと。
逆に、音楽を聴くことによって過去がよみがえり認識が回復する場合もありますね。
一人ひとりの状態によって音楽ができることはみな違うのではないか。
それが音楽療法だと私は少し考えるのですが、どうでしょう。(2013-06-10)
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